さて、もみ冬9話の感想です。
このドラマもいよいよ残り2話ということで、クライマックス!
今回は邦夫君という新キャラが登場し、赤ちゃんの頃になんと秀作君と取り違えた事が発覚する……!
というトンデモ展開でした。
というか、この展開「理想の息子」を思い出させますね。
以前の「北沢家の名にかけて」といい、山ちゃんドラマのパロディっぽくて面白いです♪
ではでは、いつも通り山ちゃんの可愛いシーンを振り返りながら、9話の感想に行ってみます!!
●相変わらず家族に振り回される不憫な秀作君。
池江さんとのデートをしていたために、北沢家の会食に遅刻する秀作君(←本当はお兄ちゃんが伝え忘れていただけ)
兄ちゃんがいなくなった後に「兄さん、ひどいよー!」と愚痴って、「何でもっと早く言わないの」と姉に怒られる……
まさに定番のパターンですね。これこそ北沢家だなーと感じさせられます。
不憫な秀作君も相変わらず可愛い!
●自分の出生について、衝撃の事実を聞く秀作君
さて、池江さんの家に向かう途中、怪しげな影を見つける秀作君。
どう見ても怪しいその人を追いかけ、問い詰めると、その人物の名前は吉田邦夫君といい、なんと「僕たち赤ちゃんの時に取り違えられたんです!」と衝撃的な告白をしてきます。
最初に聞いた時の、この胡散臭そうな秀作君の目が好きですね。特に、目をぱちぱちさせるところも可愛い。
ただ邦夫君から実際にDNA鑑定書を見せられて、どうやら本当らしい事が発覚。
何だか雲行きが怪しくなる予感です。
●凹む秀作君
衝撃の事実を知った秀作君は、当然家族に問い詰める訳ですが、お父さんは「秀作は赤ん坊の時に取り違えられた」とあっさり認めてしまいます。
おまけに、お兄ちゃんやお姉ちゃんも
「ふーん、そうなんだ」
「だから、秀作にきつく当たってしまうのね」
と二人ともリアクションの軽さがすごい。
今までも不憫のオンパレードだった秀作君ですが、今回は特に群を抜いて可哀想な気分になりますね。
芝生の上に転がり、ふてくされる秀作君の気持ちに同情します。
秀作「母さん、ぼくはもう疲れたよ。今年の冬が最後の冬になりそうです」
しゅ、秀作くーん!!!生きてーーー!!!
でも、この後すぐに兄さんが迎えに来てくれて、謝罪してくれて、ほっとしました。
邦夫君の存在に不安がる秀作君へ対し、
「何にも変わらないよ、俺たちは家族だ」と優しく声をかけるお兄ちゃん。
兄さん、良い人すぎる!!包容力の塊ですね。
絆を確かめ合うように、お互いの顔を見つめあって頷き合う二人が、非常に愛おしくなります。
●池江さんと尾関君に、自分の出生を話す秀作君
さて秀作君は、池江さんの家で鍋を囲みながら、自分の出生について、池江さんと尾関君に話します。
ここ名シーンでしたね。
池江さん「秀作君から見てませんから」
尾関君「僕は先輩に対する尊敬の念が強くなりました。秀作家の血を持たない人間がここまで来るのは並大抵のことではなかったはずです」
二人とも良い人だなー。
「北沢家」というブランドではなくて、「秀作君」個人を見て、接してくれてたんですね。
二人に受け入れられて、安心したようにほほ笑む秀作君が可愛い。
秀作君にとって、過酷な展開が続く今回の話の中で、唯一安らげたシーンでした。
●家族だけでなく、邦夫君にも振り回される秀作君
さて、「北沢家に会わせてほしい」という邦夫君の口車に上手く乗せられ、北沢家と邦夫君が初のご対面。
事前に「実家のケーキ屋をサポートしています」と聞いていたにもかかわらず、家族の前では「宇宙飛行士を目指しています!」と北沢ファミリーが喜びそうな話題を言い出し、焦る秀作君が可愛いですね。
家族だけでなく、邦夫君にも振り回される秀作君、相変わらず小動物感が満載です。
そして、邦夫君のコミュニケーション力がすごいのか、あっという間に家族に溶け込んでしまい……
ドアの外から盛り上がる家族を見つめる秀作君が、どことなく寂しそうで、胸が切なくなりますね。
これまでも何回も家族からの疎外感を感じている秀作君のシーンがありましたが、その度に大丈夫だよ、秀作君も家族の一員だよ!と励ましたい気分になります。
でも、この劣等感を拭ってあげられるのは家族だけなんですよね。
●邦夫君と秀作君を一週間入れ替えて生活しようという話
最初にこの話を出された時の秀作君の視線が、非常に寂しそうでたまらなかったです。
今回のストーリー、最終回前の伏線回とはいえ、重たすぎる…………。
結局行く宛もない秀作君は、吉田家にお邪魔することになりました。
ただ秀作君にとって幸運だったのは、吉田家の家族の人たちはすごく親切な人ばかりだったんですね。
北沢家と違って、豪華な食事は何もないけど、温かい家族の会話や振る舞いに、ホッと安らいでいる秀作君の表情が印象的でした。
特に、北沢家では決して言われたことのなかった「ありがとう」の言葉で嬉しくなっている
秀作君、すごく可愛い。
なんだか吉田家にいた方が、秀作君は幸せになれるのでは?という予感にかられます。
もちろん北沢家の皆も秀作君に愛情を持ってくれているんですが、何せ不器用な人ばかりで、伝わりにくいですからね。
今までと違い、ひとときだけでも秀作君に安らぎの時間が与えられて良かったなと思います。
●相変わらず北沢家のトラブルを解決する秀作君
さてその頃、北沢家では、お父さんがミランダさんの家で靴を間違えてしまい、息子にバレないように靴を取り変えてこいという珍事件が発生。
私自身も家族の無知ぶりに慣れてきていたこともあり、焦っている邦夫君の反応が自然に感じます。って、普通はビビるよね。
そして、困った邦夫君は秀作君のところへ逃げ込みます。
トンデモ話を平然とした表情で聞く秀作君、一話の時とは違い、大人になりました。
そして、さすがここまで犯罪(笑)の限りを尽くし、トラブルをもみ消しまくった秀作君。
その手口も慣れたものですね。
今回は邦夫君と二人で協力しながらもみ消しに動きます。
ちなみに、秀作君が実行犯として靴を取り換えに動くのですが、ここでBGMがいつもよりさらにパワーアップしていて、
「もみ~♪もみ~♪もみもみもみもみもみ消して~~~♪」
に思わず吹き出してしまいました。何だそのBGM。
スタッフさんの遊び心が楽しいですね。
●もみ消した後の秀作君
さて、秀作君のおかげで、無事もみ消しに成功。
何も知らない北沢家では、「よくやった!」と父も兄も邦夫君を褒めたたえています。
この姿を窓の外からそっと見守る秀作君の目が切ない。
本当は戻りたかったんだろうなーと。
自分もあんな風に誉められて、愛されたかったんだろうなーと。
何度も書きますが、本当に今回の展開は胸が痛かったです。
唯一救いだったのはお姉ちゃん。
今回の事も秀作君がやった事だと見抜き、「どうして貴方達は元の家に戻らないの?」と秀作君を心配する素振りを見せていて、良かったー、見捨てないでくれてたーと思いました。
この言葉が秀作君の心に届けば良かったんですけどね。
でも、秀作君は吉田家に戻ってしまい……。
普段通りを装う秀作君がとにかく切ない。
尾関君の「今夜お姉さんに誘われてるんです」の言葉にも反応しない秀作君がツライ。
今までの秀作君なら、へたれだけど、もっと勢いよく反応してそうなのに…………。
そして、「秀作君を連れ戻すように」とお姉ちゃんから依頼を受けた尾関君が吉田家を尋ねるのですが、そこに待っていたのは腑抜けきった秀作君の姿でした。
秀作くんーーー!!!!????
いや、だらけきった秀作君も可愛いですよ!可愛いけど……すごく悲しい。
秀作君は北沢家がぴったりなのに……。
お姉ちゃんも尾関君も心配しているので、早く戻ってきてほしいなと思います。
さて、今日はいよいよ最終回ですね。
果たして北沢家に戻ってくるのか……そして、予告で見せた「秀作逮捕!?」の真相はいかに??
最後の最後まで目が離せませんね!!
あと数時間後の最終回が待ち遠しいです。
コメント (お名前・コメントの入力のみでOKです。また承認まで少々お時間を頂きます)