知念担が坂道のアポロンを見てきたよという話

さて、3/10(土)から「坂道のアポロン」が公開されましたね!
知念君が大好きな私としては、初主演映画ということで、前々から非常に楽しみにしていました。

(※完全に余談になりますが、ここ1・2週間は知念君が毎日のように番宣で頑張っている姿を見られて、とても幸せでした。特に、ヒルナンデスのありちねハンバーグロケ可愛かったー♪)

それから個人的な話になりますが、実は私元々長崎県出身で、それから幼少期にピアノを習っていたこともあり、映画自体に何となく親近感を覚えていたんですね。
なので、青春に帰った気分を味わいたいという思いもあり、公開直後に早速映画館へ行ってきました!

では、ここからは映画の良かった感想を書いていきたいと思いますー。
まだ公開したばかりなので、ネタバレは少なめにしますが、
多少ストーリーに触れているところもありますので、未観賞の方はご注意を!

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【良かったところ】
●知念君のピアノさばきが芸術すぎる点
映画が公開されるにあたって、様々なインタビューで答えていましたが、
知念君って今までピアノを習ったことがなく、この映画で初めて練習に取り組んだようですね。
その練習法も、楽譜を読めない為、先生の指さばきを見てその動きを覚えたとか。
(振り付けみたいなものだよーと言ってましたが)

……えーっと、多少なりともピアノをかじっている人間から言わせて頂くと、
知念君って天才ですか??
普通は楽譜を見ながら、何度も繰り返し練習して覚えるものですが……
常人には出来ないやり方で、さらっとピアノを習得してしまう知念君、凄すぎます!!

そして、演奏レベルも、初心者から9ヶ月でここまで出来るようになるとは……!と驚愕の出来です。
(もちろん指のタッチとか、強弱のつけ方とか、気になる面はちょいちょいありましたが)、

ただ、最初は全く0からのスタートだと考えると、
映画の裏側で知念君が日々血の滲むような努力をしてきたんだろうなとはっきり痛感します。
でも、その努力を微塵も見せないところが素晴らしい。
辛い部分を表に出さない代わりに、地道に積み上げてきた成果でファンを魅了してくる。
まさに生粋のエンターテイナーですね!尊敬します。

●ジャズセッションがステキ!
上記に続いてですが、この映画の見どころは何といってもジャズセッション!
知念君のピアノだけでなく、大志君のドラムもすごく良かった!
知念君演じる薫君のピアノは繊細で、どことなく上品な味わいを感じさせる一方で、
大志君は千太郎という役にふさわしく、荒々しくも活気のある打音で、
二人のメロディが重なり合って、聞きごたえのある演奏になっていました。

特に、文化祭でのジャズセッションのシーンが、映画の中で一番好きなシーンです。
このシーンの前までは、薫君と千太郎君が喧嘩をしてしまって、
「大切なもの(友情)を失ってしまった……」「もう戻れない」と二人とも凹んでいるのですが、このジャズセッションを通じて、言葉にしなくても、お互いの気持ちを合わすことができるんですね。
またこの時の二人の表情が生き生きとしていて、ステキすぎる。
小手先の演技ではなく、二人とも本気で演奏を楽しんでいる感が伝わってきて、
見ている方も自然と惹きこまれました。
友情って良いなぁ~と素直に思える名シーンです。

●小松菜奈ちゃんがとにかく可愛い
突然ですが、方言(長崎弁)女子+おしとやかな女子って、何であんなに可愛いんでしょう。
知念担なのに、途中から知念君差し置いて、「律っちゃん可愛い、嫁にしたい……」と終始頬が緩みっぱなしでした。

正直な話、最近の青春映画の女の子ヒロインって、やたら元気いっぱいだったり、
自己主張が激しい子だったりが多いじゃないですか。
でも、律っちゃんは真逆で、古き良き大和撫子みたいな。
二人を温かく見守る視線や、いざこざが起きた時にそれとなくフォローに入ってくれるところとか、聖母みたいでとても良かったです!

普段はあまりヒロインに思い入れることは少ない私ですが、
今回ばかりは途中から、だんだん「律っちゃん幸せになってくれー!」と心で応援してました。

特に、ドア越しに糸電話で薫君と会話するシーンが好きでしたね。

すっごいベタな話ですが、お互い不器用ながらも気持ちを伝える感じに、思わず胸がきゅんとしてしまいました。
残念ながら時間の関係なのか、薫君とカップルになるところまではいかなかったですが、でも無事上手くいきそうな予兆がして良かったですね。

●情景描写がとにかく美しい
長崎でのロケが中心だったこともあり、緑や海などの豊かな自然と、演出における昭和のレトロ感が相まって、シーン一つ一つの「絵」が美しくて見入ってしまいました。

あと個人的には思い出補正も入って、懐かしい気分に。
そうなんですよー、長崎って映画で出てきた坂以外にも、やたら至る所に坂が多いんですよ。
薫君が映画内で「忌々しい坂だ……」と呟いていましたが、
この言葉に共感できる長崎住民は多いはず。
あとは教会ですね。ああいう小さい教会が長崎には多くて、昔からの歴史を感じさせられる街なんです。
そこが長崎の魅力なんです!!
長崎という広い街の中から、特に素敵な風景を厳選して撮影してくれている印象があって、
結果、映画全体が非常にキレイな絵に仕上がっていると思います。
私も久々に長崎へ帰りたくなりました。

↓さて、この次からはちょこっとだけこの映画の不満を……↓
(※愚痴などが嫌いな方は見ないで下さいね汗)

【モヤッとしたところ】
●ストーリーはツッコミどころが多少……。
漫画原作のせいかもしれませんが、所々すごくツッコミたくなる場面がありました……。
例えば、淳兄さんと百合香さんの関係って結局何だったの??とか。
(↑何となく関係性を察することは出来ましたが、この二人の話要る??と)

何の伏線もなく、急に千太郎君が捨て子だと判明したところとか。

(↑二人の友情を深める為でしょうが、唐突すぎませんか??)

薫さん、そこでいきなりキスしますか!?とか。
(↑知念さんの濡れ髪とキスシーンの横顔は美しかったけども!タイミング大事!!)

何だろうなー、私がオバちゃんになったせいなのか、登場人物の心情に置いてきぼりにされる時間が時々……。

特に、個人的に拍子抜けしたのは、ラストまでの流れ。
自分のせいで律っちゃんを事故に遭わせてしまい、涙を流す千太郎。
それを優しく包み込む薫君。
と、ここまではわかるのですが、その後いきなり千太郎君が二人の前からいなくなるのがわかりません。
(↑千太郎君の真っ直ぐなキャラ的に、いなくなるより前に、律っちゃんに謝罪しそうじゃないですか??)
そして、まだ学生という身分でありながら、10年間も薫君と律っちゃんの前から姿を消した……って、絶対無理でしょ??とさらにツッコんでしまいました。
(また千太郎君が見つかるのも、偶然撮られた写真から……って何とご都合主義な)

んで、それだけ悲劇感を掻き立てておきながら、その割には再会があっけない……。
10年ぶりの再会と言いながら、まるで昨日ぶりかのように軽く言葉を交わし、
あっさりとセッションを始めるのです。
んなバカなー!!!!!とぽっかーんとしたまま、エンドロールへ。

しかし、よくよく考えると漫画原作ですもんね。
リアルなところをツッコんではいけないですよね。

この映画は理屈を考える映画ではない、
音楽の美しさや友情の素晴らしさを感じる映画なのだと思います。

そういった意味では、良質な映画だったと思います。

知念君の初主演映画がアポロンで良かったなーと。

共演者もロケ地も恵まれてましたしね。

映画を通じて、また一つ大きく成長した知念君が見られて、本当に良かったです!!

ということで、以上にてアポロンの感想を終わりたいと思います。
ここまでお付き合い頂きまして、ありがとうございましたー!!

知念君の初主演映画、興行的にも成功しますように……!(祈)

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