家政夫のミタゾノ　第一話感想

さて、いよいよ「家政夫のミタゾノ」が始まりましたね！

私、正直伊野尾さんが「家政夫のミタゾノ」に出ると発表されるまで、
全く一度もドラマ見たことがなかったんですよ。
で、発表されてから、レンタルで過去シリーズを追いかけましたが、これがすごく面白い！
各家庭が抱える闇が徹底的に暴き出され、でも最後には必ずほろっとくる結末を迎えるところが良いですよね。
ミタゾノさんは、言うならばまさに平成の世のダークヒーロー。
そんな良質なドラマに、いのちゃんが新しく加わることができて、非常に嬉しいですね。
プロデューサーさん、ありがとうございます！！

そして、先日待ちに待った第一話が放送されましたが、
ミタゾノさんは相変わらず最強家政夫ですし、いのちゃん演じる村田光君は可愛くて放っとけない！
1時間のドラマがあっという間で楽しかったです！

そんな訳で、せっかく素晴らしいドラマなので、
ストーリーを書き留めながら、ドラマの感想を書いていきたいと思います。
(※完全ネタバレ注意。未見の人は気をつけてください！)

(※あとJUMP担なので、いのちゃん中心の感想になっています。ご了承ください)

●アラビア半島に派遣されたミタゾノさん。
さて、ドラマ冒頭からまさかの砂漠のシーン。
公式のストーリーによると、ミタゾノさんは石油を採掘する一族に仕えていたそうです。
しかも、なんと一瞬で石油を掘り起こすという荒業。
さすがミタゾノさん。やることなすこと規模が違いますね(笑)
相変わらずチート級の家政夫でございます。

そんなミタゾノさんですが、むすび家政婦紹介所の所長さんから電話がかかってきて、日本へ帰ることに。
「アナタにしかできないお仕事よ」と言われて、「承知しました」と答えるのですが、
この時の黒い笑み、ヤバくないですか？？

もはや完全なる悪魔ですね。またもや一波乱起きそうな予感がプンプンします。
そんな訳で、ミタゾノさんが帰ってきました。

●村田光君の初シーン
さて、とあるお宅に派遣された家政夫達。
ここで記念すべきいのちゃんの初シーンになる訳ですが……

この笑顔、めっちゃ可愛くないですか？？
こんなピュアそうな家政夫さんが来たら、私なら喜んで迎え入れます(笑)。

ところが、先方が要望していたのは、「なるべく若くて、美人で、高身長な女性」
の家政婦さん。
今回はキャンセルでと言われた矢先に、ミタゾノさんが制止に入ります。
いや、確かに身長は大きいですけど……若くて？美人？？(笑)。

話は変わって、２日前のこと。
しばらく脱税の疑惑をかけられていたむすび家政婦紹介所ですが、晴れて営業再開になりました。
そこへ新たに加わったのが、恩田萌ちゃんと所長の甥である村田光君です。

自己紹介する光君が可愛い～。こんな可愛い子に仕事させたくない～(笑)。
所長から「ひー坊」って呼ばれているのも可愛いですね。
で、所長命令で、ミタゾノさんが光君の教育係になるという訳です。
この新生トリオは、早速丹波フーズ会長、丹波家に派遣されることになりました。

ちなみに、ミタゾノさんに向かって、
「ミタゾノさんって男ですか？女ですか？」
と聞く光君、怖いもの知らずですね～。

「2クールかけても超えられなかった壁をいとも簡単に……！」
と阿部さんが呟いていたのが面白かったです。
(当然答えてはもらえませんでしたが……)

●ドンタンとの対面
さて、ドンタンと初対面を迎えた3人組。
ここで、ドンタンの台詞に合わせて
「モデルのような高身長で」⇒ミタゾノさん
「若くて美しい顔の」⇒光君
「女性」⇒萌ちゃん
とカメラワークが切り替えられるのですが、
「若くて美しい」担当は光君なんですね！(笑)

確かに若くて美しい！わかってらっしゃるドン様！！
と思ったら、当然ドンタンは怒りました。そりゃ当然です(笑)。

ドンタンはいきなりライフルを持ち出して、3人組を威嚇しました。
最初は「おじーちゃん」なんて陽気に話しかけてたのに、
途端に怯える光君は、まさに小動物ですね。あぁ可愛い。

ですが、ミタゾノさんは即座にライフルの中に割り箸が入っていることを見抜きます。
さすがの洞察力。ミタゾノさん、家政夫より探偵の方が向いているのではないでしょうか？？
そのミタゾノさんの素晴らしき才能を認め、ドンタンはミタゾノさん達を家政婦兼ボディーガード兼探偵として雇うことになりました。
「オレを殺そうとしている犯人を突き止めてもらいたい」
いきなりぶっそうな話です。
ドンタンは一か月前に若くて美しいユリアさんという奥さんと結婚したのですが、
どうやらその頃から命を狙われるようになったとのことでした。

●連続する不可思議な事件
ここに出入りしているのは、ドンタン夫妻と秘書の他に、年の離れた妹夫婦、顧問弁護士の先生、密着取材中の記者。
ただ、周りは金目当ての結婚だと、二人のことを快く思っていないようです。

と、その矢先、西洋甲冑の斧がドンタンの頭上へ倒れてきたり
(斧を固定しているはずのワイヤーが外されていた)、
床にわざとサラダ油が塗られていたりと、次々と事件が起こります。
どうやら本当にドンタンの命が狙われているようですね。

そんなドンタンのことを、ユリアさんは心配します。
何があった時には、遺産をユリアさんに相続させると言うドンタンの前で、
ユリアさんは「私、遺産なんていらない！」と言い放ちます。
まさに理想の夫婦というべき二人をうっとりと見つめる光君。

と、その後ろ！めちゃくちゃ怖い目をした人が立っているんですけど！！
これミタゾノさん絶対黒さ発揮するヤツですよね！！怖い！！

案の定ミタゾノさんはいつものように覗きゴコロをくすぐられ、
光君の制止も聞かずに、勝手に奥様の手帳を覗き見ます。
と、手帳の中から出てきたのは、ユリアさんと色んな男との２ショット写真。
果たしてこの写真がどう繋がっていくのでしょうか？？

●聖丼伝説
さて、ボディーガードとして泊まることになったミタゾノさんを除き、
その他のメンバーはここまでの情報をむすび家政婦紹介所で相談します。
萌ちゃんによると、ドンタンは不老不死という噂があり、
彼はあの織田信長が最後に使ったという聖丼を使っているとか。
色々推理を働かせる萌ちゃんを見て、素直に「すげー！」と称賛している光君。

光君はピュアなんでしょうね。
こういう裏表のない明るい役が、伊野尾さんにはピッタリよく似合います。

●壊されたロボット犬(ラブ)
さて、翌日ドンたん宅を訪れた光君。
ドアを開けた途端、いきなりドンたんの悲鳴を聞いてビックリします。

びくぅって震えている光君が可愛いですね。
何が起きたのか？と急いで寝室へ駆けつけると、ロボット犬のラブが壊されていました。
そこへミタゾノさんが登場。一瞬でラブを直してくれました。
ミタゾノさんが万能すぎて怖いです……。

ちなみに、昨夜この家に残っていたのは、記者の月岡さんのみ。
事情を確認するものの、部屋から出ていないと言われます。
ここでドンタンから「昔のことはあまり書くな」と指示を受けていることがわかります。

●深まる謎
さて、ドンタンのヒミツを探るミタゾノさんの行動はますますエスカレート。
なんとドンタンが大切にしていた聖丼に、汲み上げ豆腐を入れちゃいます。

ちなみに、ここでミタゾノさんによる汲み上げ豆腐レシピ(笑)

【ミタゾノさんレシピ】
１．市販の無調整豆乳を温める
２．にがりを加える
３．ゆっくりと混ぜる
⇒簡単に手作りのお豆腐ができます。
あとは黒蜜をかけるだけで美味しいスイーツに♪

手軽で美味しそうですね。今度やってみたいなーと思いました。

ちなみに、ミタゾノさんが豆腐を入れてしまった聖丼は、かつて信長が愛用していたという幻の陶器。周りの人間も狙って近づいてきているに違いないとドンタンは疑っています。

●判明した犯人
果たしてドンタンを殺そうとしているのは誰なのか？
実はラブを修理したときに、ミタゾノさんはこっそり隠し撮りできるカメラを入れていました。
そして、ラブが撮った映像には、妹夫婦や弁護士、秘書、記者、そしてあのユリアさんまでがこっそり何かを密談している姿が映っていました。
はい、皆グルだったという訳です。
私も全員が手を組んでいるとは夢にも思っていなかったので、この展開にはビックリしました。

と、ここでいつもの家事解説ミタゾノさんのターン。
ただ、ここの光君全くストップできておらず、途中プルプル震えちゃってるんですね(笑)。
普通こういうのって編集で何とかするんじゃないんですかね？？
可愛いなぁ～もう♡

あまりにも震えているので、「ミタゾノさん、早く指パチンしてあげてー！」と思っちゃいました。
けど、最後まで瞬きせずに、よく頑張りましたよ。

●二転三転する真相
さて、ドンタンに事情を報告。
光君がバリケードを作って、一同からドンタンを守ろうとしますが、一瞬で破られてしまいます。

簡単に包囲網を突破され、唖然とする光君。
この子、実は結構なアホの子ですよね？？

ドンタンは一同に引っ張られていき、ちょうどそこへ戻ってきたミタゾノさんと対峙します。
と、そこへ光君が再度登場。

「やめろ！ドンタンを殺すなー！」と意気込みまでは良かったんですが、
ラブに躓いて、聖丼を割ってしまいました……。

「あぁ……！」という間抜けな顔は可愛いんですが、やっぱりこの子アホの子ですよね？？(本日二度目)
でも、アホの子ほど可愛いのかもしれません。

慌てて「ドンたんを殺人犯から守ろうとして、つい……」と弁解する光君に対し、
一同はきょとんとした顔で言いました。

「あんたさ、さっきから何言ってんの？？」
「私たちはドンをただ連れていきたかっただけよ。
健康診断に」

そして、同じくきょとんとする光君。
ここで「ドンタン殺人未遂計画」の真相が判明します。

元々一同は、健康診断に行こうとしないドンタンを無理やり引っ張っていくために、こういう計画を立てたのだと。
皆ドンタンがもう80歳であることを心配して動いたようです。

ところが、まだ周りが聖丼を狙っていたと疑い続けるドンタン。
と、ミタゾノさんが陶器を出してきます。
何と壊れた聖丼は、中古ショップで買ったただの安物でした。
周りが当然のことのように理解している中、ドンタンだけが困惑している様子です。

さらに、ミタゾノさんは、攻撃の手を緩めません。
昔の写真をばら撒き、ドンタンは昔熟女好きだったことがバラされます。
今の若くて美しくて高身長好きなドンとは、まるで別人……。

ついに、最後止めを刺すかのように、ミタゾノさんの手から、
昨夜ラブに向かって話しかけているドンタンの様子がTVに映し出されました。

ドン「やっと理想の女性と結婚できたと思ったのに、ユリアまで裏切られるとは。
こんなことなら、先代の替え玉になるんじゃなかったよ」

えぇぇぇぇぇ！！！と。
まさかこんな展開になるとは全く思ってなくて、非常にビックリしました。
ドンタンは、実は偽ドンタンだったんですね！！
ドンタン殺人未遂事件のことばかりに気を取られていたので、完全に意表を突かれた真相でした。

●偽ドンタンの過去
偽ドンタンこと中島実さんは、30年前、本物のドンタンから替え玉を頼まれていました。
先代は余命宣告を受けていてもう長くはありませんでした。自分が死んだら丹波フーズが駄目になると思った先代は、聖丼を含めて、偽ドンタンに全てを引き継いだ訳です。

全てを告白した偽ドンタンは言います。

「俺は頼まれて替え玉をやった。でも後悔している。
25歳で50歳になった男の気持ちがお前らにわかるか！
金と地位と引き換えに、一番恋を楽しむはずの青春を失ったんだ……」

切ないですね……。他人の替え玉をやることで、自分の人生を捨てることになった訳ですもんね。

ですが、納得いかない周りの者達は、騙し続けたドンたんの元から去っていってしまいました。
当然偽ドンタンが悪いとは言え、本人にとっては辛い話だと思います……。

●最後の真相
さて、すっかり意気消沈し、「契約は終了だ」を言い出すドンタンに、ミタゾノさんが請求書を取り出します。
と、鞄から同時に出てきたのは、あの斧を固定していたワイヤー。
そういえば、あのサラダ油の時も、最初から小麦粉を持っていたミタゾノさん。
ドンタンの寝室にラブを壊して投げ入れるのも、一晩中見張っていたミタゾノさんなら出来ちゃいます。
ですが、これだけ状況証拠が揃っているにも関わらず、
「すごい！偶然ですね！」
で片づけちゃう光君、マジでアホの子すぎる！(本日三度目)

でもこのキラキラした笑顔、非常に守ってあげたくなります。

このままずっとピュアでいてください！

当然偽ドンタンは怒ってライフルの銃口をミタゾノさんに向けます。
ですが、そんな彼に対して、「本当におバカさんね」とミタゾノさんは笑い飛ばします。

ユリアさんはお金目当てじゃなかったと。
何とアラブの石油王の娘だったんです！(な、ナンダッテー！？)

次々と新事実が出てきて、なかなかついていけませんね(汗)

ユリアさんがしていた手のポーズから、そのことを見抜いたミタゾノさん。
確かに、冒頭のアラブのシーンはずっと気になっていましたが、
まさかここでその伏線が回収されるとは思ってもみませんでした。
先ほどから思いもよらぬ真実がどんどん明かされていきますね。
ちなみに、写真の男の人は、全員使用人だったようです。

「何で俺なんかに……」という偽ドンタンに向けて、光君が優しく語りかけます。
「もしかして、同じだったからじゃないですか？」と。
お金持ちの家に生まれて、誰も信用できなくて。
だから同じ痛みを持つドンタンに出会って、お金無しに信用していたんだと。

ピュアな光君だからこそ、胸に染み渡る台詞でしたね。
少し感情的になって涙声になっているところも、素晴らしい演技でした。

最後にミタゾノさんが言い放ちます。
「お金に目が眩んでいたのは、お前だけなんだよ！」
珍しく男声ボイスで、そこにはミタゾノさんの怒りが滲んでいました。

●開いてしまった穴は防げる
夕方、項垂れる偽ドンタンのところへ、ユリアさんが助けにやってきます。
実は、ミタゾノさんはラブのカメラでユリアさんに危機を知らせていたようです。
家庭をどこまでも粉々に壊すミタゾノさんですが、後のフォローもバッチリですね。
「替え玉だけどいいか？」というドンたんに対して、「どうだっていい。私は貴方のことが好きなの」と。
いやー、素敵な奥さんですね！最初は遺産目当てかと思っていましたが、すごく純粋な人でした。

壁に開けてしまった穴をふさぐためには、クレヨンを温めてその穴に入れるべし。

ミタゾノさんが最後に置き残したメモを見て、作業を行う偽ドンタンとユリアさん。
どうやら二人の間には、上手く縁が戻ったようです。

結局その後偽ドンタンも亡くなってしまったようですが、最後の時は替え玉だった人生から解放されて、愛する人と自由に生きられたのではないでしょうか。

赤ちゃんを抱え、幸せそうなユリアさん写真から、その結末が感じられました。
まさに、雨降って地固まるというべきラストでした。

という訳で、一話の感想でした。
散りばめられた伏線が綺麗に回収されていく様は、とても面白かったですし、真相が全然予想もつかない内容で、楽しかったです。
あといのちゃん演じる光君が、とってもピュアでアホの子で可愛かった～。
2話以降もミタゾノさんに振り回されるんでしょうね。
萌ちゃん含めて、だんだん息の合ったトリオになりそうです。

次回以降も楽しく見続けたいと思います～。