Hey! Say! JUMP「Fab!-Music speaks-」アルバム全曲レビュー

Hey! Say! JUMPの皆さま、8枚目のアルバム「Fab! -Music speaks-」の発売おめでとうございます!!!(パチパチ)
べいじゃんで語っていましたが、自粛期間中の5月から制作を行ってきたという事もあり、今回はJUMPの本気が詰まった一枚に仕上がっていると思います。

現に私も、今まではJUMPの楽曲を聴く時って、「JUMPちゃん可愛い~♪カッコいい~♪大好き~~♪♪♪」というオタク的感性が強かったんですよ。
ところが、今回のアルバムの情報解禁が行われてからというもの、彼らの楽曲にかける思いやパフォーマンス力等々に圧倒され、「私はとんでもない化け物グループを好きになってしまったんだな……」と日々尊敬の眼差しを向けるようになりました。

まずアルバムのコンセプトがスゴイじゃないですか。
伊野尾Pがらじらーで語っておりましたが(長文ですが、ラジオ聴き直して文字起こししたので失礼します↓)、

(2020年11月14日らじらーより)
伊野尾「ここまで結構JUMPカップリング曲で、沢山のアーティストさんと一緒に楽曲をやらせて頂く機会がここ1年ぐらいすごく多くて、そこを一つの形にしたいというか、そこがゴールじゃないけれども……。
なんかもう一段階やれることないのかなって考えた時に、アルバムを作る時に、曲をもっとやっぱりたくさんの人に聞いてもらいたい。
やっぱりアルバムって結構ニッチな方に行きがちというか、ずっと応援してくれるファンの皆さんだったり、新しく手にとってくださる方もいると思うけれども、
ちょっとコンセプチュアルに寄りすぎちゃうと、本当に好きな人、コアな人しか入り口として入りづらくなっちゃうから、そこを間口を広くここで改めて設けたいなって。

今までカップリングでの取り組みをしてた中で、沢山の方々、今まで聞いてもらってなかった方々に聞いてもらって、「いいね」と言ってもらう機会が、アーティストさんの力によって多かったなという思いもありつつ。
で、そこに全曲色んな方々に楽曲提供をお願いできないかというのに加えて、
それだけだとちょっと面白くないなというところで、今まで僕らがやってきたファンタジーの世界観とか、夢のある世界観とかを乗せられないかなってことで「おとぎ話」。
おとぎ話って本当にたくさんあるわけじゃん。みんな知ってるし。
だからそのおとぎ話を好きなものをチョイスしてもらったり、こちらからこういうおとぎ話をと投げかけて、そこで自由に楽曲を作って頂いて、そこに僕らがダンスだったり歌だったりでコラボレーションすることで、新たな化学反応が生まれないかなってそのコンセプトを提案させて頂きました」

もうこの発想がすごい。アイドルとマーケティング力の双方が備わっている。

大体一般的なアイドルやアーティストって、「こんな曲歌いたい」「こんなパフォーマンスがしたい」という、やりたい事ありきでシングルやアルバムを制作すると思うんですよ。

ところが、今回の伊野尾さんのスゴイところは、
前提に「ファンだけでなく、もっといろんな人に楽曲を聞いてもらう為にはどうすればいいか?」という問題提起があって、
その手段として「有名アーティストとのコラボ」「今まで築き上げてきたJUMPらしさ」「童話というコンセプト」等々を明確に答えとして掲げてきているところだと思うんです。
私長年数々のGのオタク人生を歩んできましたが、こんなに的確な戦略性を持った作品は初めてです。
JUMPちゃんに伊野尾さんがいて良かったよ。「本気を出してきたキノコ(※裕翔君談)」がこんなに強いとは思いませんでした。

そして今回のコンセプトは伊野尾P提案ですが、元々これまで培ってきた他メンバーの能力の高さや、楽曲提供者の方々の素晴らしい才能がアルバムに加わったことで、さらに完成度が高まった訳でして。

JUMPの絶対エースとして、常にグループの先頭に立ち続ける山田王子。
群舞が美しいJUMPの中でも、とりわけ視聴者を虜にする最高のダンスパフォーマーの知念先輩。
MVのメイキング代表とでもいうべき、JUMPのカメラ小僧こと裕翔将軍。
最初に辻村さんという、今や欠かせない楽曲提供者をJUMPと繋いでくれた有岡君・雄ちゃん。
次期ミュージカルスターに匹敵する美声の持ち主の薮帝王。
ウルぷぅから始まり、今作ではファブるぷぅという個性的な宣伝隊長キャラを生み出してくれた八乙女光っち。
そして、今回17曲のアルバム曲を提供してくれた、素晴らしいアーティストの方々。
今回に関してはアルバム制作に関わった関係者全員それぞれの才能や魅力が結集したからこそ出来上がった、至福の一枚だと思います。
だからこそ、今回のアルバムはJUMPのファンはもちろんのこと、本当に色んな人に聴いてもらって、もっと多くの人にJUMPの良さを知ってもらえるといいなと願っています。

そんな訳で、大分前置きが長くなってしまいましたが、今回はアルバムの各曲レビューを書いていこうと思います!
(いつものことながら、好き勝手語っている上に長いので、お時間ある方はお付き合いください~)

1.Fab-ism
アルバムの世界観を代表するようなファンタジー感が詰まった一曲。
そして、我らの辻村さんが提供して下さった楽曲でもあります。
辻村さんの楽曲って、キラキラ感やポップさが曲から溢れていて、JUMPちゃんの歌声との相性が抜群なんですよ。
有岡さんの甘い歌声のパートから始まり、最後のエースの伸びやかなフェイクに至るまで、もう素晴らしいとしか言いようがありません。

また、歌詞も良いんですよ~。
「ありふれた世界なら君はいない」「誰もが皆意味を抱えてる」
→これを対偶で言い変えるとするならば、「君がいるから特別な世界なんだ」という訳です。
こんなロマンティックな表現があるなんて……
ファンに対しても童話というコンセプトに対しても繋がる表現で、好きな一節です。

あと、個人的には2番の裕翔君のソロパートも好き。
「人生は最後の最後で素晴らしいって 笑顔で言えたならそれでいい」
アラサー女子の心には響くフレーズです。

それから、この曲は珍しくMVが二種作られた訳ですが(通常VerとバーティカルVer)、
どちらのMVも良いんですよ。
通常Verの方は「童話」というコンセプトをそのまま体現するかのように、それぞれの童話の世界にJUMPちゃんが迷い込んだ感じがしますよね。
恐らくですが、
・シンデレラ→やぶやま
・眠りの森の美女→ちねひかゆや
・ヘンゼルとグレーテル→いのありゆと
という世界観かな?と。
メンバーのキャラクター性とピッタリあった背景で感動しました。

バーティカルVerに関しては、シングル曲が本の題名になっていたりと、色んなところに隠れぷぅがいたりと遊び心が詰まっていて楽しい♪
あと縦という画角もあり、メンバーのわちゃわちゃ感がより伝わってきますね♪

個人的には通常VerのMVが「童話の世界の住人」というコンセプト、バーティカルVerのMVが「童話の世界への道先案内人」というすみ分けなのかなと感じました。
うん、どちらも違って、どちらも良きです。

総じてまとめると、信頼と安心の辻村さん、今回も最高でした!
Fab-ism大好きです♡
ぜひ今後とも末永くJUMPちゃんをよろしくお願いします(土下座)

2.I am
正直に申し上げますと、アルバムの曲リストが発表された時に「あ、この曲も2020年発売だっけ?」という気分になった一曲(こら)。
シングル曲であるにも関わらず、私の記憶にある限りでは恐らく2回ほどしか披露されておらず(音楽番組1回+JWL1回)、むしろ同時収録だった「Muah Muah」と「クランメリア」の人気に完全に飲み込まれてしまった印象です。

ただ、個人的にはこの曲好きなんですけどねー。
疾走感もあって、裕翔君のドラマ(僕はどこから)とも歌詞とメッセージ性がピッタリ合ってて、ダンスやMVもカッコよくて。
JUMPちゃんの隠れた名曲だなーという気がします。

3.狼青年
さて、今回のアルバムのリード曲とも言えるべき曲ですね。
童話のテーマは「赤ずきん(※ただし狼の方)」です。
女王蜂さんプロデュースということもあり、JUMPメンバーもいつもより歌い方やパフォーマンスに強いクセを持たせていることがわかります。
例えば、前述してきた「Fab-ism」(キラキラ&ポップ系路線)とは全く違う歌い方になっており、JUMPの表現力の高さを感じさせられますね。

また、ダンスは東京ゲゲゲイのMARIEさんに振り付けして頂きまして、今までのJUMPにはなかった新しい路線が出来上がっています。
最初YouTubeでMVが公開された時は「Honey Bee」という別名義を使い、赤いフードを被ったまま激しいダンスを披露しており、いろんな界隈をざわつかせました。
おかげで、ファン以外の方にも見て頂いて、今や約1000万再生へ……。
恐らくメンバーもだと思いますが、こんなに化ける曲になるとは思ってもみませんでした。
ですが、今回のパフォーマンスは秒単位で全員のダンスが揃っており、JUMPがこれまで積み重ねてきた経験や息の合った感じが前面に発揮されているんですよ(特にPractice verはガチで凄い)。
元々ファンは十分知っていたことですが、今回女王蜂さん×MARIEさんの力を借りることで、世間にも知れ渡ったことが嬉しいなと感じます。

4. Muah Muah
さて、前曲「狼青年」にて、野性的で挑戦的なJUMPちゃんを存分に見せつけてきた後に、
ここで王道アイドルキラキラソングの「Muah Muah」です。
(いつも思うんですが、JUMPの振り幅はずるいですよね。このギャップに弱い私)
我らが辻村さん(曲)×s**t kingz(振付)という最強のクリエイター陣がついていることもあり、JUMPらしい可愛さ×ポップさが存分に発揮された楽曲に仕上がっています。

特に、この曲で特徴的なのは大ちゃんの甘いボイス。
冒頭の入りの部分から、最後のサビのフェイクまで、要所要所を担当しているんですが、
大ちゃんの柔らかな可愛い歌声と曲調が見事にマッチングしています。
もちろん他のメンバーもそう。他の曲に比べると、歌声に甘さを滲ませて歌っており、その工夫された歌い方が素晴らしいなーと感じます。
昔と比べると、最近のJUMPちゃんは幅広い楽曲に挑戦してきていますが、
こういう王道なアイドルソングにも、末永く挑戦し続けていてほしいと思いました。

5. 千夜一夜
童話のテーマは「アラビアンナイト」。
今若者に人気を誇っているYOASOBIさんによる提供曲です。
(MV見ましたが、あれ制作に相当な労力がかかっていそうで、アニメーターの皆さま本当にありがとうございました)

「デモがボカロで届いた」と知念さんが話していたように、全面的にボカロっぽさがすごい。
異国情緒の溢れた独特なメロディーが特徴的で、曲を聴いているだけでも、まるで本のページが捲られるかのように、次から次へと頭の中で物語の場面が切り替わっていくようです。
従来のJ-POPにはなかった新しい風を感じました。

そして、何より驚くべきは、全体的に歌声のキーが高い(特にサビ)。
元々のデモ曲がボカロならではなのかもしれませんが、このキーを歌いこなせるJUMPちゃんの実力の高さを改めて実感しました。
「狼青年」「ナイモノネダリ」の2曲に比べると、何故かこの曲だけ陽の目を見る機会は少ないですが、ライブで歌ったバージョンも聴いてみたいと思います。

6. Your Song
今思うと、まだ「Your Song」が発売されてから3ヶ月ぐらいしか経っていないんですね。
ですが、夏の音楽番組で披露される機会が多かった為か、もはや昔から慣れ親しんだ楽曲のように感じます。

この曲は、まるでJUMPちゃんの持つ優しさが反映されたかのような穏やかな楽曲ですね。
ゆったりとしたミディアムナンバーで、シングル曲でJUMPちゃんがほぼ踊らなかった曲って初めてではないでしょうか。
その分、曲が持っているメッセージ性がひしひしと伝わってきます。特に、JUMPミニドラマのサブタイトルにもなりましたが、「ちぐはぐな僕らを繋ぐのは それはね 多分ね 愛だ」の部分がJUMPらしさが感じられる歌詞で、本当に好きでした。

ここまでアルバムの前半戦は「狼青年」や「千夜一夜」など個性的な楽曲だらけでしたが、ここでちょっとふと一息つける休憩のような役目も果たしているのかなと思いました。

7. Jazzy Cut
童話のテーマは「ブレーメンの音楽隊」。

ジャズティックなピアノや金管楽器のメロディーがオシャレな一曲になっています。
「音楽隊のパーティ~」から始まるサビ部分が、特にリズムカルで楽しい。
勝手な印象ですが、裕翔君あたりが好きそうだな~と思います(※特にラスサビ前あたり)(※バンドVerにアレンジしたら、よりカッコよくなりそう的な意味で)

この曲もライブで見たいんですが、JUMPちゃんの様子や過去の傾向から、セトリに入るかどうかは微妙なラインだなーと予想……。
でも出来ればガンガンにペンライト振り回しながら楽しみたいですねー。
ライブで生きそうな一曲だと思います。

8. Snow White
童話のテーマは「白雪姫」。
アラサー世代には昔からお馴染みの、清水翔太さんによる楽曲です。

一言で言うと典型的なしっとりとしたバラードで、初めて聴いた時の感想は、
「あ、山田さんとか、雄也さんあたりが好きそう!」でした(笑)。
そして、先日行われたミニライブ配信でもお披露目されることに。本当に素晴らしかった!

そして、こういうJUMPバラード系統(過去の例だと、Last Danceとかignitionとか…)になると、
いかにJUMPの歌唱力が高いかということに気づかされますよね。
薮君は飛び抜けてもう殿堂入りレベルですし、今回ラスサビを任された裕翔君と山田さんのハーモニーも心に染み入ります。
JUMPを知らない一般の方にも、ぜひオススメしたい曲だなーと思いました。

9. Liar
童話のテーマは「オオカミ少年」。
JUMPメンバーもよくお世話になっている岡崎体育さんによる楽曲です。

私、結構「Liar」好きなんですよー。
何と言っても歌詞が面白い。
Aメロ・Bメロで現代社会でよくあるエピソードを取り上げながら、サビに入った途端「ウソウソウソ 大体ウソ」って全否定するって、この歌詞の仕掛けが非常に印象深いですよね。
他の曲は「童話」を原典に違った角度で物語を紡いでいるのに、「Liar」に関してはまさに「現代版オオカミ少年」という尖った内容になったなーと思います。
(またEDMの特徴的なテンポに歌詞が見事ハマっているのも上手いですよね)

これぞコラボでしかできない楽曲だっただろうなーと思っておりまして。
今までJUMPちゃんって正統派というか、王道キラキラアイドルというイメージが根強かったと思うので、その壁をぶち破った一曲になったんじゃないかなーと感じます。
JUMPちゃんの可能性は無限だなぁ……。

10.Last Mermaid…
童話のテーマは「人魚姫」。
皆さんもご存じTOKIO松岡君による楽曲提供です。
元々はシングル曲だったのですが、上手く「Fab!」のコンセプトである「童話」というテーマに重なっているのが、まさに奇跡的ですよね。
発売当時はジャニーズの王道ともいうべき歌謡曲路線に、JUMPメンバーも結構気に入っていたようでしたね。

この曲の素晴らしいポイントは、やはり歌詞ですね。人魚姫が王子様を想う切ない気持ちがひしひしと伝わってくるように思います。
最初にこの曲を聴いた時には、「あの男気溢れる松岡君から、こんなロマンティックな歌詞が出てくるとは……」という感じで驚きました。
特に私が好きなのは、ラスサビ前のこのパート。
「たとえ未来が 満月にあっても 私はあなたに 惹かれていたはず」
いやー、誌的で美しい表現ですね。勝手に人魚姫に感情移入してしまい、胸が締め付けられるような気分です。

で、ここから少しだけマニアックな話をしますと、私、音楽番組での冒頭のゆといのパートが大好きなんですよ。
伊野尾さんのソロパート⇒裕翔君のソロパートと続いた後に、二人で腕を絡めるじゃないですか。あの振りが本当に好きすぎて。
王子様と人魚姫が互いの存在を望んでいるのにすれ違ってしまう悲劇を、ゆといのに重ねて見てしまうといいますか、何とも言えない気分になるんですよね。
おかげで、「Last Mermaid…」以来、すっかりゆといのの沼にもハマってしまいました(コンビ厨の血が騒ぐから仕方ないよね)

11. MANTRA
童話のテーマは「西遊記」。
今までのJUMPちゃんにはなかった、ゴリッゴリのEDMナンバーです。
冒頭からサビまで、すべてが斬新でカッコイイ展開ですよね。
こういった個性的ではあるけれど、一方で非常に歌唱力が求められるような難しい楽曲にも挑戦できるようになったのも、今まで積み重ねてきた経験と実績が生きてきているからなんだろうなーと思います。

そして、ちねちゃんが今回のアルバムで一番好きらしいんですが、なんかわかる気がする。
そもそも知念さん、EDM大好きですもんね。
あとこれは個人的な感覚になるんですが、「MANTRA…MANTRA…」とフレーズをリフレインするところが、かつてのソロ曲「159」とか、「め」とかと通じるものがあると思っておりまして。
そりゃ大ちゃんも、初めて聴いた時に「知念が好きそうな楽曲だと思った」と見抜く訳ですね。

とにかく知念さんの「推し曲」らしいので(てか、知念さんは「この曲をやらないと、僕参加しないよ」と脅してきてますので笑)、ライブでの演出を楽しみに待ちたいと思います。

12. Puppet
童話のテーマは「ピノキオ」。
再び辻村さん率いるクリエイターチームによる楽曲です。

まだアルバムを聴き込んでいる途中なので、今後気持ちの変化はあるかもしれませんが、今のところ、リード曲を除いて、「Fab!」の中で一番好きな曲かもしれないなーと思っています。
(Youtubeで公開されたリリックVerのMVを見た時から、私の好みにドンピシャで「めちゃくちゃオシャレでカッコいいなー」と思ってましたし、特に冒頭のピアノのクールな音色で始まるところは何度聞いても飽きませんね)

ただ私は好きな楽曲なんですが、歌う方はすごく大変そうだなーと。
特にあれだけ立て続けに早口言葉のパートが続くのに、大ちゃん(一番)も裕翔君(二番)もよく歌いこなせたよなーと思います。
改めてJUMPちゃんの成長を感じた一曲でした。

13. Kiss Your Lips
童話のテーマは「眠りの美女」。

「Last Mermaid」の時も書きましたが、こういう歌謡曲チックな楽曲ってジャニーズの伝統みを感じられて良いですよね。
歌詞も一応童話がテーマな筈なんですが、昭和のアイドルが歌っててもおかしくないような、ノスタルジーを感じさせるようなものになっています。
また、間奏ではチャイコフスキーのテーマも入れてきたりと、随所に遊び心が感じられますね。

そして、smashではまさかの影絵……ならぬ山田王子と知念姫による寸劇が披露された訳ですが。
まさか「眠り姫=やまちね」という公式をアイドル側から提供してくれるとは思いませんでしたよ。
ありがとうスタッフさん!!
こうして、めでたくやまちねソングがまた一曲増えましたとさ(※ちなみに、殿堂入りやまちねソングは「ホワラ」)。

14. 御伽と知る世界
童話のテーマは「ヘンゼルとグレーテル」。
若者に大人気のまふまふさんによる楽曲提供です。

正直に私この曲好きですねー。
明るくてまっすぐな曲調から、JUMPらしいわちゃわちゃ感が感じられますし、
歌詞もポップでハッピーな雰囲気がして楽しい。
「果てない迷路 教えてよヘンゼル」とか、
「最後のページも 君がいてくれたらいいな」とか、
一々表現が可愛らしくてほっこりします。
聴いているだけで元気づけられるような感じがしますね。
こういうキラキラ王道アイドルソングがやっぱり私は一番好きなんだなーと思いました。

途中に挟まるスーパー薮タイム(※薮君の長いソロパートのところ)では、改めて薮君の美声を実感しました。
その後に入る大ちゃんのソロパートも甘いトーンが良いです。
これはぜひぜひライブでわちゃわちゃしている姿を見たいですね!

15. ナイモノネダリ
童話のテーマは「ピーターパン(ウェンディの結婚前夜)」。
wacciの橋口さんによる楽曲提供です。
……最初に謝っておきます、私この曲の歌詞がニガテです(滝汗)。なので、歌詞については感想を省略します。

でもJUMPちゃんの歌声は素晴らしいですよね。
特に、知念君に「明日の朝は少し早いの ドレス纏って神に誓うの」というフレーズを歌わせた人は天才!
1番とラストで同じフレーズが出てくるんですが、知念君、微妙に歌い方を変えてるんですよね。
1番はちょっと寂しそうな感じで、ラストは完全に吹っ切って前を向いた感じで。
正直知念君がこんな繊細な歌の表現が出来るとは思っていなかったので、衝撃的でした。
知念君、最高!可愛い!大好き♡(←感想に紛れて自担への愛を叫ぶ私)

16. Last forever
童話のテーマは「シンデレラ」。
初めて聴いた時の感想は「ディズニーランドのエントランスで流れてそうな曲」でした(笑)。
「Fab-ism」がなかったら、この曲が一曲目に来てもおかしくないような、キラキラ感が溢れて、ポップで可愛らしい楽曲です。
ラスサビに行く前にファランドールのモチーフを取り入れるのも新鮮で、よりファンタジー感が際立っているように思いました。

また歌詞も「真夜中過ぎても 解けないこの魔法で 奇跡起こすよ」や「もう離れないから ただ一人 君を選んだのさ」など、つい胸キュンしてしまいそうなフレーズに溢れています。
このJUMPが持つ王道アイドル路線はずっと続いてほしいなと願ってしまいます。

という訳で、明るくて、輝きと希望に満ちていて、まるで「Fab!版ファンファーレ」とでもいうかのような華々しい楽曲でした。
私は結構好きな一曲です。

17. 闇の先へ僕らは歩き出す
童話のテーマは「オズの魔法使い」。
こちらも我らが辻村さん提供の楽曲です。
静寂に包まれた夜の中に、一筋のほのかな光が差し込むような、
穏やかな雰囲気のある曲に仕上がっています。

また、JUMPちゃんの歌い方も一つ一つが丁寧で優しいんですよね。
特に、大ちゃんの「ただ 僕を信じて」から、ラスサビ後の「Believe me」の重なり合うハーモニーが美しい。
だから聴いているだけで、安心感に包まれるように思いますし、この先人生で辛い事があっても、JUMPちゃんを信じて毎日頑張っていきたいと思わせてくれます。
ライブで聴くとしたら、本編最後⇒闇の先へ僕らは歩き出す、アンコール最後⇒Last foreverみたいな感じになるといいな。

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という訳で、「Fab!」アルバムレビューをお届けしました!
いつものことながら、恐ろしく長文になりましたが、お付き合い頂き、ありがとうございました。

そして、つい先日発表されましたが、来年この名盤をひっさげてのコンサートが開催されるんですね!
もちろんJUMP本人と会えることも非常に嬉しいですが、どの楽曲もクオリティが高いので、会場でどんな演出を披露してくるか、今から妄想が止まりません。
皆で楽しい2021年を作っていきたいですね!!!

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