「Your Song～ちぐはぐな僕らを繋ぐのは～」感想

今回はストリーミングショートドラマ「Your Song～ちぐはぐな僕らを繋ぐのは～」の感想です。
このドラマ本当に良作で、とっても感動したので、感想を語りたくてたまりませんでした。
(発売から１週間経ちましたので、ガンガンネタバレ全開で行きます！まだ見ていない人は気をつけてくださいね)

と、まず感想に入る前に、私今回JUMPちゃんが全員でドラマをやると聞いて、すっごく嬉しかったんですよ。
あれだけ皆各方面で、役者として立派な実績を果たしてきているからこそ、いつかはJUMPちゃん全員でのドラマを見たいなーと夢見てましたもん。
とはいえ、他のグループと違って、JUMPちゃんは人数が多いから、きっとスケジュールの調整とか難しいんだろうな……と思っていましたが、まさかその夢が実現する日が来るとは。
2020年の思い出になりましたね。

しかし余談ですが、実際タイトなスケジュールだった事が予想できますよね。
ありちねコメンタリーから、MV撮影の段階(7月下旬)ではまだドラマの設定が決まってなかったそうですし、
知念さんの髪色的に、恐らく撮影はMusic Day以降(9月13日以降～)だったことがわかりますし。
そのせいかドラマ組(山田君・裕翔君)は完全に別撮りですし。
たった2週間で撮影＋編集まで仕上げてくれたことを思うと、J Stormさんには頭が上がりません。

ですが、そんな厳しい状況下だったにも関わらず、このドラマが非常に素晴らしいんですよ！
個人的に「エモオブザイヤー大賞2020」をあげたい。
(そんな賞があるかどうかはわかりませんが笑)

ドラマの設定は本人の名前をそのまま役名に置き換え、
「もしもJUMPちゃんがアイドルの仕事をしていなかったら……」
と思わせるようなifの世界観を見事に美しく描いていて、感動しました。
演技とはいえ、まさにメンバーの性格そのままが出ていましたし、それぞれのキャラクターをこの素晴らしい物語の世界観を落とし込んだ脚本家さんは天才でした。
(調べたら家●婦のミタなどに関わっていた人らしいですね。
凄い人に制作に携わってもらった事に、ありがたさを感じます。これこそまさに「愛」でした)

という訳で、少し前置きが長くなりましたが、早速ドラマ本編の感想に参りましょう。
いつものドラマレビューみたいにストーリー軸を辿りながら、色々と語っていきたいと思います。

――――――――――

さて、場面は彼らが幼少期だった頃からスタート。
(時系列的に言いますと、始まりの冒険のMV→ストリーミングドラマ→本編MVという流れですね)
公園で戯れるちびJUMPちゃん達が可愛い～。
(年をとると、少年達が戯れている映像に癒されるのは何なんでしょうか笑)

さて、ちびゆとがカメラでちび薮君を撮っていると、その様子を見つけた他の子達が次々と集まってきて、その場は一瞬にして撮影会みたいになります。
で、写真に写ろうと揉める子達がいるんですが(多分ありちねちゃん？)、
ここで二人を握手させて仲直りさせるちび薮君が、あー小さい時からお兄ちゃんだったんだなーってほっこりしますよね。

彼らは何気ない毎日の中で、いつもチャイムが鳴るまで、8人で仲良く公園で遊んでいました。
いや、ここまでまだ１分しか経っていないのに、既にエモくないですか？？
JUMPちゃんがアイドルじゃない世界観を選んでいたとしても、
きっとこんな風に楽しく毎日を過ごしていたのかと思うと、もうエモエモのエモです。

さてある日、ちび裕翔君は「今から冒険に行くんだ」と言いながら、どこかへ出かけようとしていました。
他の子供達も、一瞬どうしようかと迷ったようですが、ちび薮君の一声で、皆もその背を追いかけるのでした。
このさりげない誘導がマジ薮君！
小さい頃から周りを統率していたんだなーと思うと、まさに薮様って感じです。

さて、冒険に出かけたちび裕翔君ですが、彼は「空と雲と太陽が手を繋ぐ、奇跡のような瞬間」を見に行こうとしていました。
ちび裕翔君の表現が詩人～。
他の子達もノリ気になるところが可愛いですね。

彼らは途中牛に遭遇したり、休憩を入れて昼寝をしたり。
うっかりそのままちびやまちねが眠り込んでしまって、やぶたかが背負って行くことになったり。
その冒険の様子をちびゆーてぃーが写真に収めたり。
また、この場面に流れるBGM(Your songのオルゴールver)の音色が綺麗で、いっそうエモさを掻き立てるんですよー。
この冒険、見ているだけで温かくて穏やかな気持ちになりますね。

そして、冒険はいよいよ終盤。
彼らはついに目的の場所へたどり着きます。
見渡す限り広がる草原と、オレンジ色の夕焼けの空。
美しい場所にたどり着いた彼らは、全員集まって記念写真を撮るのでした。

そして、目の前の大空に向けて、彼らは将来の夢を一人ずつ叫びます。
大ちゃん「俺は絶対芸能人になる！」
りょーすけ「俺は絶対大ヒットゲームを作ってやる！」
ちぃちゃん「僕は絶対に世界で活躍するダンサーになる！」
いのちゃん「僕は家を建てる人になりたい！」
ひか「僕は画家になる！」
ゆーや「俺は実家の店を継いで大きくする！」
こーた「僕は堅実な仕事に就く！」
ゆーと「僕はカメラマンになって奇跡の瞬間を撮る！」
この宣言を聞いていると、確かにJUMPちゃんがアイドルにならなかったら選んでいた道だったんだろうなーって、容易に想像できるんですよね。
皆適職すぎるなーって。
それぞれが夢を叫んだ後、彼らは固く有言実行を誓い合います。
これが現代編のエピソードに繋がる訳ですね。
微笑ましい～。エモい～～～。
そして、彼らはまた15年後ここで会おうという約束を立てるのでした。

さて、場面は変わりまして15年後の世界。
山田さんが起きる場面から始まるのですが、演技とはいえ、山田さんの寝起きの顔が美しい……。
まさにこれは人間国宝じゃ……(←画面の前で拝む私)

で、起床した山田さんは、スマホでチャット(LINEのグループかな？？)をするんですが……
皆さん、気づきました？？
山田さんが「おはよ」と入れると、即座に「おはよ」と返してくれるのは旅する踊り子さん(＝知念さん)なんですよ！
あのスピードの速さ、絶対りょーすけからのチャット待ちしてましたよね？知念さん！！
しかも、もう「もうお昼だよ」とマジレスしてくるんですよ。
それに対して、「おそよう」と答える山田さん……。
はあぁぁぁ～、このチャットの絡み、やまちね担的にはたまらんヤツですなぁ。
ifの世界でも、やまちねちゃんはきっと日頃からこんな他愛もない会話を繰り広げているんでしょうね。
はぁ、尊い……(至福)。

どうやらこの世界でのりょーすけさんはゲーム開発者兼ゲーム実況者のようで、「今日何時から配信する？」と踊り子さんからメッセージが届きます。
踊り子さん、配信楽しみにしてるじゃないですか～～～。
「夕方からやるよ」というりょーすけの返答に対して、「ＯＫ！」のスタンプが可愛い。
と、ここで山田さんは仕事のメールが届き、プロジェクトに取り掛かるのでした。

さて、場面は変わりまして、今度は伊野尾さんのターン。
伊野尾さんは久しぶりに故郷の街へ戻って来たらしく、懐かしさに浸っていました。
そこへ会社の部長から、プロジェクトの進行確認の電話がかかってきます。
伊野尾さんが抱えているプロジェクトは難航しているようで、
部長からも
「伊野尾が書くものは、技はあるんだよ。
でもなんか普通というか…(略)…体温が感じられないんだよ」
と厳しい指摘のお言葉が。
伊野尾さんが反論しようとするも、「有言実行」の言葉を持ち出され、クライアント提案までに何とか考えるようにと言われました。

余談ですが、何ちゅーか、伊野尾さんにこの役をさせたのがシビアですよね……。
伊野尾さん本人も、アイドルのキラキラした部分だけじゃなくて、長い間陽の目を浴びず、苦労してきた過去があって。
このif世界の伊野尾さんも、夢は理想だけじゃなくて、
厳しい面もあることを突きつけてくるところが、本人と重なって見えました。
脚本家さん、よくこんな本人の背景を生かしたシナリオを書きましたよね……。
また伊野尾さん自身も、心の闇を滲ませる表情が非常に上手です。

さて、場面は山田さんのターンに戻ります。
山田さんがプログラミングしてる！？あのＰＣとか機械類とか苦手な山田さんが！？(こら)
で、一旦休憩を入れた後、山田さんは静かに窓の外を見つめ、
過去の楽しかった日常を思い出していました。
ここで昔の回想が入るんですが、山田さん、すごく優しい顔で
「アイツら何やってるのかな？」と呟くんですよ。
この表現的に、山田さんはあんまり他の子達とは連絡を取っていないみたいですね。
すっごい綺麗な笑顔で笑っているのに、何だか切ないなぁ……
(私、山田さんはメンバーといる時が一番輝いていると思っています)

さて場所は変わって、大衆酒場「ス」。
って、まさかのBESTネタをここで持ってくるとは(笑)。
ここでは雄也さんが実家を継ぐという夢を叶えて、立派な店長として働いている訳ですね。
って、雄也さんが包丁使ってる～～！！！ちゃんと料理の仕込みしてる～～～！！！すごい～～～！！！
(↑感動のレベルが浅い私)

そこへ、「久しぶり～！」と知念さんがやってきました。
こういう集まりの時に、知念さんが誰より早く最初にやってくるのが、本来のメンバーの個性を反映していて面白いといいますか。
改めて脚本家さん、すごいですよね。よくメンバーの事をわかってらっしゃるなー。

で、また大きくリニューアルしたお店にテンション上がって、
写真を撮る知念さんの笑顔が可愛いんですよ。
久しぶりに仲間に会えて嬉しいね～、ほっこりするねぇ～。よちよち、良かったねぇ～(モンペオタクより)

さて、知念さんに「今日はどうしたの？」と問いかける雄也さん。
すると、知念さんが「は？メールしたじゃん！！」とプンプンします。おこなちねたんも可愛い。
この一言で、用件を思い出した様子の雄也さん、「忘れる訳ないだろ～」と言いますが、絶対雄也さん忘れてましたよね。
この辺も雄也さんらしい。
(ほら、雄也さんって今を生きる男ですから汗)

で、今日は昔の仲間の集まりだそうで。
しかし、中には連絡が返ってこなかった人もいるらしく、若干不満げな知念様。
でも後でわかるんですが、連絡返ってこなかった人にも、ちゃんとアクション起こしてるんですよね。
どんな世界になっても、やっぱりメンバー大好きっ子な知念様が大好きです♡

そして、雄也さんから飲み物を誘われるんですが、注文する時に、「雄也も何か飲みなよ」「全部薮さんのおごりだから」って勝手にこの場にいない薮さんに押し付ける知念様が、マジで知念様！
知念様だから許される所業ですよ！
(そしてやってきた薮さんがうっかり財布を忘れ、結局知念さんが払うことになる訳ですね(こら)。
なんとなく想像できちゃいます笑)

そして、ゆやちねが談笑していると、続いてやぶひかがお店にやってきます。
やっぱやぶひかはこの世界でもセットで行動してるのか～！
さすがやぶひか様ですな！！
他の疎遠になっている皆と違って、日頃から連絡し合ってるんだろうなー。
きっとお店に来る前に、
「光、今日あそこで待ち合わせな」
「わかった、薮遅れるんじゃねーぞ」
的な二人のメッセージのやりとりがあったことを妄想するだけで、もう白飯3杯は行けます(笑)

時が経ち、薮さんはサラリーマン、光君は画家になっていました。
ここで思うんですが、絶対薮さんホワイト企業勤めですよね。
もうスーツから気品が溢れまくってますもん。
こんなイケメンリーマン見た事ない。
(個人的には薮君みたいな上司が欲しい……)
一方の光さんもまた画家という職業が似合ってるんですよね～。
(メンバー曰く、光さんは売れていない画家設定らしいですが、
この世界でもぷぅみたいなメルヘンなキャラクターを量産していることが想像できます)

で、皆がテーブル席に座る訳なんですが、ここで知念さんはスマホをちらりと見て、時間(17:51)を確認するんですよ。
お、踊り子さん、YR59さんの18時の配信めっちゃ楽しみにしてるじゃん。
何だこれ、可愛いか！！！

そして、18時になり、山田さんはイ●スタライブを始めます。
「今日もイケメン」というコメントをもらって、イケメンポーズする山田さんが可愛い。
(言っておきますが、現実世界にこんなイケメンな実況者いないからね！！もし現実にいたら、皆でスクショ＆コメント祭りですからね！！)

あと全然私気づいていなかったんですが、このコメントの名前、山田さんの過去の作品を色々とパロってるんですね。
あんなにも多くの名前を考えた人も凄いし、由来を当てたファンの人も凄いなぁ～と思いました。
そんな山田さんですが、今日はゲーム実況ではなく、昔の冒険の話をすることにしたようです。

さて、居酒屋メンバーは久しぶりの再会を楽しむ訳ですが……知念さん喋りながらスマホ見すぎでしょ。
しかもとっても幸せそうな笑顔で。
どんだけりょーすけの事が好きやねん！という気持ちになりますね。
しかも、昔話を始めるりょーすけに対して、「８人の悪ガキって映画みたい」とちゃっかり動画にコメントまで入れています。

さて、薮さんに「ダンスやってるって言ってたけど、どこでやってるの？」と聞かれた知念さん。
ここで、「僕は世界を旅する踊り子だからさ」というこのドラマならではの名言が飛び出します。
か、かっけー！！さすが知念様～～～！！！
世界中であの華麗なダンスを披露されていらっしゃるのね。素晴らしい。
(↑でも人見知りなのに、1人で世界へ行って大丈夫なのかしら……と若干モンペを発揮しそうになったオタクより)

そこへ、今度は大ちゃんも合流します。
この世界での大ちゃんは舞台役者になりまして、次の舞台で見事主演を務めることになったようです。
今回の集まりも、大ちゃんの主演を祝してという訳だったんですね。
大ちゃんはifの世界でも芸能人なんだな～。
そりゃ明るくて太陽みたいにキラキラとしている大ちゃんですもんね。
もし世界が変わったとしても、芸能の仕事に携わっているのも納得です。
ちなみに大ちゃんの舞台のタイトルは「Your Song」←上手く絡めましたね(笑)
きっとちねちゃんややぶひかや雄也さんは見に行くんだろうなー。
そして終わった後に、きっと大ちゃんのことを絶賛してくれるんだろうなーと妄想するだけで、もう仲間って良いなーと思います。

と、大ちゃんは居酒屋のボードを見て、そこに昔の写真が貼ってあることに気づきます。
「皆小っちゃ～」って知念さんがツッコむんですが、それ知念さんが言います？？笑
(雄也さんも言ってましたが笑)
写真を見ながら、話題は冒険の日の事に遡ります。
ここで、ふと「俺たちの原点ってここなんだよな」と呟く雄也さん。
んー、やっぱりエモい……。

一方、イ●スタライブ中の山田さん。
踊り子さんからのコメントを見て話を続けるんですが、その踊り子さんのコメントがコチラ↓
「Yたん　そろそろさっきの続きを聞かせて」
Y、Yたん！？りょーすけじゃなくてYたん！？(つまり山田たん！？)
はあぁぁぁ、可愛い呼び方♡
てかこの世界の踊り子さんは、日頃から「Ｙたん」みたいな呼び方してるってことですよね？？
山田さんで言う「ちぃ」みたいなものですかね？？
私の目から見ると、バカップルにしか思えないのですが……(*´▽｀*)

そんな訳で、山田さんの方も冒険の日の話を続けます。
裕翔君の話を切り出す山田さんに、「そいつ今何してんの？」とコメントを入れる踊り子さん。
全部真実を知っているにも関わらず、さりげなく思い出話を誘導してくる踊り子さんの手腕が賢いなぁ。
で、山田さんはポツリと呟きます。
「そいつ(裕翔君)カメラマンになりたいって言ってたけど、いつからか遊ばなくなっちゃったからな……
今頃皆何してるんだろうね。
アイツら俺がこうやって配信してること自体わかってないと思うけど」
うわー、だから切ないって！！
そして知念さんだけはちゃんと見守ってくれてるって！！気づいてーーー(汗)

ここで、知念さんが言ってた、返事がなかった奴の一人は恐らく山田さんだということがわかります。
仕事に追われて返事を忘れていたのか、それともそもそもメールに全く気付いていなかったのか、いずれにせよ真相はわかりませんが、山田さんと他の７人の間の絆はこの時完全に切れてるんですよね。
かろうじて踊り子さんとは繋がっていますが、山田さんはその正体が知念さんだということに気づいていないっぽいし。
何だかさみしいなって思ってしまいました。

さて、場面は変わりまして、今度は裕翔君のターンです。
仕事を終えて帰宅した裕翔君、取引先にメールを送った後、郵便物をチェックします。
そこには、ちょうどフォトコンテストの結果が届いていました。
裕翔君は大賞を願って手紙を開封しますが、結果は「佳作」。
さらにコメントには「心が躍るような被写体を探してください」とこちらも辛辣な一言が。
裕翔君もなかなか現実が上手くいかず、もがいているようです。
裕翔君、こういう闇を感じさせる表情が上手くて、演技派だなーと思いました。
(若干鈴木先生みを感じたのはここだけのお話ですが)

と、そこへ、知念さんから電話がかかってきます。
知念「久しぶり～！海外で会った以来？」って。
海外で出会うゆとゆり、なんとエモいエピソードなんでしょうか～～～。
きっとニューヨークとかオシャレな街で再会してるんだろうな～～～。
一緒にご飯食べたり、写真撮ったりしたんだろうな～～～。
あー、妄想するだけでゆとゆりが尊いです！！！

で、お互いに近況を話す訳ですが、裕翔さんから「知念は相変わらず？」と聞かれて、「相変わらず世界を旅する踊り子よ」って答える知念様。
何度聞いても、「世界を旅する踊り子」ってフレーズ、カッコイイですよね。
知念様好き～～♡
話ながら、ちょっと得意げな表情をするところもまたたまらんのです。

しかし、裕翔君の方はというと、「(カメラマンであることに)限界を感じてる……」の暗い声で一言。
うぅ……闇が深い……。
ここで「そっか」と頷いたきり、深く踏み込んでこないところが知念さんらしいですよね。
こういう時の「頑張れ」って、逆効果になりますもんね……。

知念さんは話題を変え、久々に皆と雄也のお店に集まっていることを話します。
メールが返ってこないって、山田君だけじゃなくて、裕翔君もだったんですね。
恐らく裕翔君の話しぶりの感じだと、メールを見ていなかったようですが……。
ここで知念さんから、「大ちゃんが舞台で主役が決まった」という話を聞かされ、いっそう裕翔君の表情が沈みます。
そりゃ、裕翔君からしたらしんどいですよ。
自分が上手くいっていない時に、仲間の成功を聞かされたら、ねぇ……。
そりゃ嫉妬で胸が苦しくなるよね……。
そうとは知らない知念さんから「ゆーてぃーも来れそう？」と無邪気に誘われますが、裕翔君は「俺は無理かな。忙しくて」と言い訳を伝えて、一方的に電話を切りました。
裕翔君はこういう葛藤を魅せる演技が上手い。まさに適役でした。

仕方なく電話を切った知念さんは、「ゆーてぃー忙しいっぽい」と残念そうな様子で皆に報告していました。
本当は知念さんもゆーてぃーに会いたかったんだろうな……。

ここで雄也君が「山田と伊野尾君はどうしてるか知ってる？」と話を切り出します。
この世界観でも、雄也は「伊野尾君」呼びなのねと思うと、ちょっとほっこり。
山田君はゲーム開発とか、時々実況やってることを話す光君。
意外に山田君の現在をちゃんと知ってたんですね～。
すると、知念さんが山田さんの配信を見ていることをカミングアウト。

知念「僕、時々見てるよ。多分アイツは僕だと気づいていないと思うけどねー」

えぇっと私思ったんですが、時々じゃなくて、ほぼ毎回見てそうですよね、踊り子さん。
そもそも昔の仲間と飲んでるのに、リアルタイムで実況見てるって……
何ならコメントまで入れてるし、強火山田担みたいなものですよね。
この世界でも「りょーすけが一番好き」が前面に出ていて、私はそんな踊り子さんが好きです。
しかし、それを聞いた光君が一言「草生えるわ」って。
なんだなんだ、久々に「草生える」って表現聞いたぞ(笑)

その頃、実況中の山田さん。
昔の地図を見ながら、物思いに耽っていると、踊り子さんから「知りたい！！」「知りたい！！！」「お～い！！！」って連投のコメントが。
全部知ってるくせに、ちゃっかり思い出話を促してくる踊り子さん、やっぱりめっちゃ策士ですな。
そのコメントを受けて、山田さんは冒険の日の話を続けます。
大冒険の最中に寝てしまった話を切り出し、お兄ちゃんがおんぶしてくれた事を話す山田さん、
その表情が自然で優しいんですよ～。
きっと良い思い出になってるんだろうな。
知念さんもその実況を見ながら、嬉しそうな笑顔を浮かべていました。
(知念さんは本当にりょーすけが好きだなぁ♡)

場面は再び居酒屋組へ。
ここで薮さんが「来る時に、伊野尾みたいな奴を見かけた」と話します。
ですが、知念さんは「仕事が忙しくて来られない」とキッパリ一言。
と思いきや、知念さんの後ろからまさかの伊野尾さん登場。
サプライズで遅れて現れるところがまぁ伊野尾さんらしい(笑)
ビックリしたーと言いながら、嬉しそうな知念さんがまぁ可愛い。
会えて嬉しかったんだねー、良かったねー。
伊野尾さんは仕事である都市計画のリサーチで、たまたまこの近くまで来ていたようです。

で、ここの三つ巴の会話が好きなんですよ～。
伊野尾「そういえば薮、仕事何やってるんだっけ？」
薮「俺は全然だよ、ただの営業」
光「笑顔がステキですもんねー」
薮「ありがと♪」
良き三つ巴じゃないですか～。尊い～。
で、乾杯して、皆で「大ちゃんおめでと～」と祝っているところへ、
唐突に伊野尾さんに仕事の電話がかかってきます。
どうやら後輩が担当していた街の人との交渉が上手くいっていないとのこと。
う、うわぁ……これ、社会人として胃が痛くなるシーンだわな……。
上には色々指摘され、下は思うように動いてくれない……中間職ならではのストレスですね。
この世界の伊野尾さんも苦労してるんだなぁ……。

そして時間が経ち、すっかりお酒が回った一行。
酔っぱらった光君は、何だかいつぞやの海賊のテンションを思い起こさせます(笑)。
ちゃんと雄也君が水を用意してくれるのが優しい。
さすがJUMPのモテ男、気遣いが出来るところは変わりません。

と、こちらも酔っぱらったのか、急に光君に絡み酒してくる伊野尾さん。
急に仕事への鬱憤を吐き出してきます。
さらに「全部俺が悪いんか」と大ちゃんにまで八つ当たり。
普段の伊野尾さんなら絶対人前で弱音を吐きませんが、ifの世界だからこその闇ですね。

それに対して、有岡さんは「全部ひっくるめていのちゃんの責任でしょ」と突き放し、いのありの喧嘩が始まります。
んー、大ちゃんはどんな時でも真っ直ぐだもんねー。
元々光属性の有岡さんと闇属性の伊野尾さん、この二人を対立させる脚本が面白い。
(普段は仲良しのいのありだからこそ、こういう創造上での世界でしか真っ向からぶつけられないですもんね)
さらに、ここで仲裁に入るやぶたか、困ったような光君、
何も言わず様子を見守る知念さんの反応が、まさに皆らしいというか。
ヒートアップした有岡さんは、今まで苦労してようやくここまで来たこと、そして舞台の成功の為にはすべての責任を負うつもりだと、いのちゃんに自分の意志をぶつけてきます。

うーん、どちらも間違ってないんですよね。
有岡さんのように何があっても努力を続けることだって大事だし、
伊野尾さんのように努力したって思うようにいかない事だってあるし。
何とも言えない空気感に包まれたその時、
ふとしたはずみで机から落ちた手帳から、昔撮った写真が出てきました。

その頃、こちらも同じく闇堕ちモードの裕翔君。
一人床に座りながら、壁にボールをぶつけつつ、「心が躍る被写体」の答えを模索していました。
こちらも難しい問題ですね。
悩む裕翔君は、その時ふと視線を棚の上に向けました。
立ち上がり、何気なく取り出した缶の中には、昔沢山撮っておいた仲間の写真が。
そこには、自然な笑顔が溢れている８人の姿がありました。

その写真を見返していると、自然と裕翔君の口元から笑顔が溢れていました。
闇の中に光が差したみたいな感じです。
ここすごくホッとしたんですよー。
うわーん、裕翔君ーーー。
裕翔君は知らず知らずのうちに思い詰めていたようですが、
そうだよー、裕翔君には沢山仲間がいるんだよーーー。
当時の感情を思い出してくれて、本当に本当に良かった！！！

その頃、居酒屋組も、雄也君が昔の写真を取り出してきて、皆で懐かしく写真を見ていました。
大人になって、子供の頃の楽しかった思い出を振り返るのが、ほんっとーにエモい！！
さらに、ここで知念さんめっちゃ良い事言うんですよ。

知念「年を取るにつれて、今日じゃなくて、明日とか過去の事ばかり考えるようになって、言い訳したり逃げたくなって。
でも、僕達今を生きてる訳じゃん。
夢を見るのも喜ぶのも悲しむのも後悔するの喧嘩をするのも今。
明日にはさ、新しい自分達が待ってるって」

知念さんの一言一言が私の胸にも突き刺さりました。
最年少で一見甘えん坊に見えて、でも実は一番冷静で深い考え方をしているのって、知念さんですよね。
さらに「結果失敗しても、それが頑張った証だからな」と続ける薮君。
JUMPの最年長と最年少って、もうどうしてこんなに素晴らしく人間性が出来上がっているのかしら。

そんなやぶちねからの言葉を真摯に受け止めたいのありは、無事仲直りしました。
良かったー。いのありはいつでもじゃれあってるのが一番だー。
「よし、これで仲直りな」という薮さんがマジ薮さんだわー。
雄也さんも「昔もさ、こんなの見た事ある気がする。誰かが喧嘩して、薮さんが仲直りさせる的な」と。
リアル世界の薮君も、if世界の薮君も、どちらも良いお兄ちゃんしてるんだなー。

そして、彼らは写真を見ながら冒険の日について思いを馳せます。
知念「ゆーてぃーが撮る写真ってさ、皆表情が自然で良い写真ばかりだよね」
うんうん、いつも良い写真ばかりだよーーー(これはリアルJUMPちゃんにも言えるよーーー)
裕翔君にしか撮れない写真だと思いますもん。
と、知念さんが写真を見ていると、その内の一枚の裏に「15年後、またここで会おう　ゆーと」の文字を見つけます。

一方、山田さんもあの頃の話を思い出していました。
あの時、最後にたどり着いた場所で、15年後また皆でここで会おうと約束したこと。
ここの踊り子さんからのコメントがすごく良いんですよ。
「覚えていてよかった」って。
「でもさすがに皆忘れてるよねー」と呟く山田さんに、「そんなことないよ」って。
もう踊り子さんのコメントに涙腺が決壊しそうです。
しかも、「YR59くんの、原点に帰る旅になりそうだね」って優しい一言が。
踊り子さんーーー(号泣)
ツネ男さんから「踊り子たまには良い事いうじゃねぇか」て言われて、「まぁね　いつも踊ってばっかりじゃないから」とちょっと茶化してしまうのも踊り子さんらしいですよね。
でも冗談を交えながら、さりげなく山田さんを約束の場所へ誘導することに成功した踊り子さん。
(何て出来る子なのかしら……)
かくして、山田さんも15年前の約束を果たすことを決心しました。

そして、配信を終えた山田さん。昔皆で撮った写真を手に取り、じっと見つめます。
ですが、まだ配信は切れておらず、スマホには、「あの場所で待ってるよ」と踊り子さんからのメッセージが届いていました。
うわあああーーー、踊り子さんーーー。
(こんなんエモエモのエモだわ)

また、コメントを送り終えた後の知念さんの表情がすごく嬉しそうで、めちゃくちゃ可愛いんですよ。
もう表情から、幸せが伝わってくるといいますか。
あぁ、この宝石のような笑顔、if世界の山田さんにも届けたい……。
(きっと「ちぃ可愛い♡」って言いそうな予感がします)

さて、居酒屋の方でも、皆でこの日あの場所へ行こうと盛り上がっていました。
店を休みにする雄也さんや、恐らくフリーであろう画家の光君等々はともかく、「来週有休とるわ」な薮さん、やっぱりホワイト企業すぎません？？
(ついそんな簡単に休み取れます！？と思ってしまった私……)
(伊野尾さんも同じく……Sプロジェクト、絶対休み取れないと思う)(←そこはまぁドラマですから汗)

で、知念さんの提案で、「ゆーてぃーにも写真送ろうよ」って。
そっか、知念さんは山田さんが来ることも知っているから、後は裕翔君だけなんですね！
(やっぱり皆を繋ぐのは知念様だわ)
そして、皆で撮ったの写真を裕翔君のスマホに送るんですが、
この時の６人の笑顔も良い感じなんですよー。
知念さんからのメッセージを見た裕翔君は、あの時撮った写真を探し出し、15年前の約束を思い出していました。
ここの裕翔君の表情が柔らかくて最高なんですよ。
歌詞の「それはね　多分ね　愛だ」の後に、裕翔君からの「ありがとう」が重なるのも良い～～～。
山田さんも「約束の場所で皆で会おう」と呟き、写真を眺めていました。

こうして、物語はMV本編に繋がっていきました。

大分長くなってきたのでMVの感想は割愛しますが、ドラマ本編を見てからMVを見ると、また全然違った印象になりましたよね。
あの約束の地に全員集まることができて、エモエモのエモでした。
久しぶりに再会した彼らはきっと色んな話をしたんだろうなーと思うと、妄想が止まりませんよね。
ゆーてぃーのカメラで色んな写真を撮り合ったりとか、
踊り子さんがりょーすけにカミングアウトしたりとか、
薮君はやっぱり皆のお兄ちゃんだったりとか。
はー、きっと幸せな時間を過ごしたんでしょうね。
この先もずっとこの8人の友情がずーっと続きますように。

最後になりましたが、改めて今回本当に良いドラマが出来たなーと思います。
大人になると皆バラバラの道を行ってしまい、もう二度と会わなくなる人が大半だと思うんですが、ifの世界でも、JUMPちゃんはこうして15年後の約束を果たし、皆で集まっているのがとても微笑ましくなる訳です。

そして、私が知念担だからかもしれませんが、バラバラになった皆を繋ぐキーパーソンが知念さんというのがもう何ともエモくて。
皆にメールを送ったり、集まりに来なかったゆーてぃーに連絡を入れたり、山田さんの配信を楽しみに待って、ちゃんとコメントしたり、皆の事大好きな知念さんが、リアル世界の知念さんと重なって見えてしまい、余計にエモさが爆発しました。
メンバーを繋いでくれるのが知念さんだったのが、オタク的には嬉しかったです。

そんな訳で、以上MVの感想でした！！
たった一年間しか配信されないのがもったいないぐらいの良作ドラマだったので、これからも擦り切れるほど何度も見たいと思います。
本当に素晴らしいドラマをありがとうおざいました。