頭に来てもアホとは戦うな 第6話感想

さて、(こちらも遅くなりましたが)、「頭に来てもアホとは戦うな」第6話の感想です。

第6話はいつものアホがいっぱいな雰囲気とは打って変わり、シリアスな場面が多くて、終始ハラハラしながら小太郎君を見守っていました。
ホントに前回のハダカ祭りからの振り幅よ。
(↑改めて思います、前回の話は一体何だったんだ……汗)
今回はトンチキ展開も、スタータイムもなく、新章へ繋げるための大事な回だったと思います。

では前置きはほどほどにして、早速感想に参りましょう!
(いつも通り完全ネタバレしていますので、未見の方はご注意ください)

●評判の良いシュシュリケン
さて、小太郎君が開発したシュシュリケンは、まだサンプルの段階から連日問合せの嵐です。
上司にも創設以来の問合せ数と褒められて、にっこにこの小太郎君、可愛いなぁ~。

ここまで散々なアホ達に振り回されてきましたもんね。努力が報われて良かったです。
さらに上司から「社長賞は間違いなし」と言われますが、どうやら小太郎君の表情はあまり浮かれていない様子です。
そうですね、小太郎君は賞が目当てではなく、会社の奪還が目当てですもんね……。
目標達成まではまだまだ遠いという訳です。

その足でオジさんの病室にお見舞いに行った小太郎君は、シュシュリケンのことについて、オジさんに報告します。
どうやら宣伝にも奥の手を準備しているようで、人気Youtuberのはやしんさんを使おうとしているとか。
発売前のシュシュリケンを遊んでもらうことで、広告効果に繋げようと思っていたんですね。
Youtuberとは、確かに今どきの広報手段ですね。さっすが小太郎!賢いですね~。
ですが、そんな小太郎君に対し、オジさんは忠告します。
「気をつけろ。そういう機に乗じて、手柄を横取りしようとしてくる人間が必ずいる」と。
会社が買収された時も、オジさんはそういう痛い目に遭ったようです。
このオジさんの忠告、毎回現実になるから怖いんですよね……。

ですが、小太郎君はオジさんの言葉を一蹴。
シュシュリケンを足がかりにして、社内で実績を作り、社長の延暦寺さんを追い出そうと自信満々です。

顔がエリートモードですよね。目が輝いていらっしゃる。
がんばれ小太郎君!!!

という訳で、第6話のテーマは「手柄横取りアホには××せよ」です。

●シュシュリケンのトラブル発生
さて、小太郎君は早速宣伝の為に、はやしんさんに動画作成の依頼を行います。
最初は再生数を心配するはやしんさんでしたが、実際に遊んでみると楽しかったようで、すぐ乗り気になってくれました。
「これ儲かりそうです」と言われて、わかりやすく笑顔に変わる小太郎君。

かわいい~!!
さらに握手も求められ、「将来おもちゃ業界をしょって立つ天才」と言われ、おだてられ、小太郎君ニッコニコ~。
かわいい~!!!!
顔がチワワみたい!!ヨシヨシしてあげたくなっちゃいますね。

すっかりご機嫌になった小太郎君は、つい鼻歌を歌いながら、オフィスで仕事をしています。
鼻歌なんて歌ってるの初めてじゃないですか。あぁもうこたさまが愛しいよ~♡

と、そんな小太郎君のところへへ届いた一通のメール。
それはプロダクト保証部からシュシュリケンに対しての指摘で、「投げるおもちゃなので、ぶつかった際に本体部分が壁などを傷つける可能性あり、再度修正が必要と思われます」との文言。
寝耳に水だった小太郎君は思わずビックリしてしまいます。
どうやら安全確認が終わっていないうちに、はやしんさんにサンプル品を渡してしまったようですね。
焦る小太郎君のところへ、怒った様子のはやしんさんから電話がかかってきます。
シュシュリケンで遊んでいる内に、壁に傷がついてしまったというクレームですね。
慌てた小太郎君は上司の指示を受け、急いで謝罪に向かいます。

はやしんさんの自宅に行き、実際に壁についてしまった傷を見て、小太郎君は落ち込んでしまいます。

終始謝る小太郎君でしたが、何かの電話を受けて帰ってきたはやしんさんは態度を一変させ、「今回は大丈夫です」と言ってくれました。
うわー、このはやしんさんの笑顔、胡散臭いなぁ……。
ですが、「早く完成版持ってきてください。楽しみにしてるんで」とはやしんさんに言われた小太郎君は、マンションを出るなり、ホッと一安心して走り出しました。

と、ここでまさかのLucky-Unlucky。
主題歌が流れるタイミングが早すぎて、逆にこの後の展開がドキドキです……。

さて、一時はどうなることかと思いましたが、はやしんさんの「シュシュリケン遊んでみた」動画により、なんとシュシュリケンは空前の大ヒットに。
全社員に給料3ヶ月分の臨時ボーナスが出るとか。
なかなか太っ腹な社長さんですね~。
上司や周りの社員が喜んでいる姿を見て、
小太郎君は「もう少しで延暦寺に近づける……!」と気合を新たにします。

と、そこへゆりちゃんが。
ゆりちゃんの部署でも小太郎君はヒーロー扱いらしく、小太郎君を褒めてくれました。
ですが、小太郎君は「まだまだこれからだよ」と向上心を強く持っている様子です。

そんな小太郎君の手を引っ張り、ゆりちゃんと二人で自宅に帰ると、そこではお父さんがお祝いの準備をしてくれていました。
ちなみに、ゆりちゃんがお父さんに連絡したそうですが……
って、なんでゆりちゃん、小太郎君の実家の番号知ってるの??
相変わらずこの2人の展開についていけていない私です(苦笑)。
ですが、お父さんに褒められて、嬉しそうな小太郎君が見られたから、ま、いっか。

と、家でお祝いしていると、テレビでシュシュリケンの特集ニュースが放送されていました。
ですが、そこではおもちゃを開発したのは小太郎君ではなく、社長の延暦寺さんという扱いになっていました。
はい、完全に手柄を横取りされてしまったという訳ですね。
テレビを見つめる小太郎君の目が、だんだん怒りに滲んでいきます。

そりゃそうですよね、あれだけ死ぬほど頑張ったシュシュリケンを一瞬で横取りされたら、それはいくら心が広い小太郎君といえど、許せない訳です。

怒りが頂点に達した小太郎君は、秘書の制止を振り切り、ついに社長室に乗り込んで、延暦寺さんと対面します。
「手柄の横取りなんて許せない。シュシュリケンはボクが作ったんだ!」と怒りを現わし、さらに延暦寺さんが追い出した前社長の甥だと告白します。

あれだけ温厚な小太郎君がここまで怒り狂っているのは初めて見ましたよね……。
怒っている小太郎君を見るのは、何だか胸が痛くなります。
ですが、延暦寺さんは全く小太郎君と向かい合う気もなく、その場を立ち去ってしまいました。

そんな社長の態度に対して怒りが止まらない小太郎君は、完全に我を忘れてしまい、すぐさまはやしんさんの家に行きます。
シュシュリケンを作ったのは自分だと伝える為、はやしんさんの動画を利用しようと考えていた訳ですね。
ですが、はやしんさんは、全く冷静さに欠ける小太郎君を相手にせず、動画制作を断ります。
諦めず、はやしんさんに必死に食い下がる小太郎君と、完全に呆れ返った様子のはやしんさん。
最悪なことに、二人が争う姿ははやしんさんのビデオに録画されていました。

後日この騒動は「サイト―社員が人気YouTuberの家で暴れる」というニュースとなり、一気に拡散されてしまいました。
そして、小太郎君は会社の人気者だったはずが一転、騒動の中心人物になってしまったという訳です。
落ち込む小太郎君……何だか見ていられません。

小太郎君はただ真実を世の中に伝えたかっただけなんですけどね、やり方を間違えてしまったようです。

そして、呼び出しをくらった小太郎君は、社長室へと向かいます。
そこには苦い顔をした延暦寺さんがいました。
「どうしてこんなことをしたの?」と行動の理由を聞かれますが、
小太郎君は「手柄の横取りなんて許されない。シュシュリケンはボクが作ったんだ」と力なく言います。
そんな小太郎君の言葉に対して、延暦寺さんは、
「確かにアレは君が作った。だが、君の力だけだったら、あのおもちゃは闇に葬られていただろう」と話します。
戸惑いの表情を浮かべる小太郎君に、秘書は一本の動画を見せます。
実ははやしんさん、元々はシュシュリケンが欠陥商品であるという動画を流そうとしていたんですね。
うわー、やっぱりあの胡散臭い笑顔には裏がありましたか!
こういう人が一番タチ悪いですよね。
ですが、その矢先に延暦寺さんが電話をかけ、お金を使って、口を塞いでいたという訳です。
さらに商品ヒットのため、自分が広告塔になって、シュシュリケンをマスコミに取り上げてもらったとか。
社長は社長なりに考えていた訳です。
ですが、小太郎君はちょっとの成功で周りが見えなくなってしまったと社長は詰めてきます。
「いってみれば、単なるアホだ」と言われ、傷つく小太郎君が可哀そうです。

もう止めて……これ以上小太郎君を追い詰めないであげて……(涙)

さらに、社長は上司の谷山さんには辞めてもらうと言いました。
安全管理前の商品を勝手に渡し、その報告の義務を怠った事が要因ですね。
ですが、小太郎君はそれを制止しました。
「それなら僕が責任を取ります。僕がこの会社を辞めます」と。

これツライ展開すぎますね……もはや完全なバッドエンドです。
落ち込んでいる小太郎君を見るのも悲しいです。

いつものようなスタータイムも、トンチキ展開もなく、最後のテロップは「アホは自分だった…」の文字。
こんな結末、全く想像もしていませんでした……小太郎くーん!!!
オジさんも病室から姿を消してしまいましたし……
先行きがとっても心配です……。

そして、次章から新章開始。
今回完全に最悪な展開だったし、次はどうなることかとハラハラしていたら……

小太郎君、まさかの寿司職人に転職です(笑)。

いやいやいや、この重い展開の後に、よく寿司職人になったな(笑)
やはりこのドラマは、トンチキ展開がよくお似合いです(笑)

そして、まだまだ続くアホとの対決。
お節介アホに心配症アホ、宇宙人アホと、何だかキャラの濃いアホがたくさん残っています。
さらにネオ小太郎君って……!(笑)

果たして延暦寺さんに勝てる日は来るのかしら??
残り4話もどうなるか楽しみです。