頭に来てもアホとは戦うな 第7話感想

今回は「頭に来てもアホとは戦うな」7話の感想です。今回は前回のシリアス展開と違って、またアホドラマらしいトンチキ展開の数々で、楽しかったですね~。
やっぱりアホドラマはこうでなくっちゃ!(←どうやらトンチキっぷりがクセになったらしい)ではでは、早速7話の感想に行ってみたいと思います。
(※いつもながらストーリーネタバレなので、未見の方はご注意ください)

●寿司職人になった小太郎君
前回延暦寺さんとの対決に敗れ、責任を取って、会社を去ることになった小太郎君。
そして小太郎君は、寿司職人に転職しましたとさ。


って、何でやねん!!(笑)
このドラマにおいて、やっぱり小太郎君が一番のアホだと思うのは、私だけでしょうか(笑)
それはさておき、小太郎君は実家の寿司屋に入り、そこで寿司職人として働くことになりました。
上手くお寿司を握れないぶきっちょな小太郎君も可愛いですね~。
小太郎君って、頭は良さそうなんですけど、料理とか苦手そうです(←完全に中の人の影響)

さて、場所は変わってオジさんの病室にて。
オジさんは気まずそうな顔で、小太郎君に「あと半年の命というのは勘違いだった」ということを告白します。
オジさん、廊下で「あと半年か……」と話す医者の言葉を立ち聞きしたせいで、うっかり勘違いしてしまったのだとか。
でも実は、半年の命だったのは隣のおじいちゃん。
どうやら同じ斉藤さんという名前のようで、勘違いしてしまったそうです。
何ともまあお騒がせな……
オジさんは無事に退院できることになり、まだまだ元気そうでよかったですね。
そんなオジさんに対し、小太郎君は会社を辞めた事を打ち明けました。
オジさんは小太郎君の話を聞き入れ、
「本当にやりたいことは何なのか、じっくり考えるタイミングかもしれないな」と話します。
器の広いオジさんですね。私もこんなオジさんが欲しい……。
で、オジさんに今の仕事を聞かれ、小太郎君はお父さんの仕事を手伝っていることを話します。
と、ここでオジさんが一言。

「でも、客商売も大変だぞ」

わー、オジさん、またフラグ立ててきたー!!!
オジさんが言うと、100%厄介な目に巻き込まれるんだから……。
それに対し、小太郎君は「でも父さんもいるし、大丈夫でしょ」と。
こ、この子、何も学んでない……(汗)

そんな訳で、今回の敵は「お節介アホ」です。
前回は珍しくシリアス回でしたが、今回もいつも通りアホとの戦いに巻き込まれる小太郎君なのでした。

●お節介アホの西川さん
お店の仕事を手伝いながら、最近お客が少ないことを呟く小太郎君。
お父さんによると、どうやら駅前に激安のチェーン店が出来たようで、そちらに人が流れてしまっているそうです。と、そこへ大家の西川さんが現われます。
ニューヨーク帰りのようで、小太郎君とは初対面の様子。
ですがこの西川さん、どんどんマシンガントークをかましてきます。
苦笑いの小太郎君、この困った表情が可愛いですね。

しかし、西川さんの勢いは止まらず、寿司屋だというのに、お土産と称して自由の女神のフィギュアや、派手な色のアメリカ菓子を手渡してきたり……
お父さんもチャンワンも小太郎君も、完全に振り回されています。
また性格濃いキャラが出てきました。

と、そこへ偶然やってきたのはゆりちゃん。
どうやら会社を辞めた小太郎君の様子を見に来てくれたようです。
二人は近くのカフェへ場所を移し、今後についての話をします。
と、そこに置いてあったのは鉄道のおもちゃ。
ゆりちゃんによると、小太郎君は小さい頃、ずっと鉄道のおもちゃで遊んでいたようです。
鉄道のおもちゃを動かし、明るく天真爛漫に振る舞うゆりちゃんの行動を見て、少しは元気を取り戻した様子の小太郎君。その笑顔がとっても可愛いのです。

もう天使級のスマイル!!守ってあげたい!!(笑)

別れ際、ゆりちゃんは小太郎君に映画デートに誘います。
「今日はありがとう」と言う小太郎君と、笑顔で手を振るゆりちゃん。
何だかんだ紆余曲折ありましたが、この二人も良い関係になってきましたね。
二人の様子が初々しすぎて微笑ましくなりました。

●お節介アホの暴走

さて、小太郎君が寿司屋で働いていると、西川さんが唐揚げを差し入れにやって来ました。
いや、何故お寿司屋さんなのに、唐揚げなんでしょうか……(汗)
それを見たお客さんが「唐揚げないの?」と聞いてくるのですが、ここはお寿司屋さん。
そんなものは当然ありません。
ですが、西川さんがしゃしゃり出てきて、勝手に唐揚げを作り始めます。
これは……結構なお節介アホですね。

閉店の時間になる頃には、西川さんはすっかりカウンターに入っていました。
眉を顰め、お父さんに「迷惑って言った方がいいんじゃない?」という小太郎君ですが、
お父さん曰く、西川さんは人の世話を焼くことが大好きで、前に借りていた人が文句を言ったら、逆に追い出されてしまったと話します。
大家の権力凄いなぁ……。今回も一筋縄ではいかなさそうな相手です。

と、そこへ、チャンワンが「今日もお客さんが少なかった」とぼやきます。
どうやらすっかり駅前のお店に取られてしまったようです。
若い女のお客さんを増やさなきゃと話す3人でしたが、その話を聞いた西川さんは、何だか嫌な笑顔を浮かべます。

翌日。
昨日の言葉を真に受け、西川さんは雑誌で若い女性のトレンドを調べてきたようです。
そして出てきた言葉が「タピオカ」。
スイーツが女の子に受けると信じ込んだ西川さんは、お店を完全に改装する気満々です。
3人とも圧倒されて完全に困った様子……でも、何も言わないところが優しさなのでしょうか。

結局、西川さんのアイディアで、寿司屋は完全にメルヘンチックな内装に。
ですが、この改装でさらに悪い方向へ行ってしまったようで、客足も途絶えてしまったようです。
そりゃー、こんな甘々な内装だったら、元々の常連さんですら来なくなりますよね。
危機感を感じた小太郎君が勇気を出して説得に入ろうとしますが、暴走した西川さんからは、タイ料理を出すという流れへ。
もはやお寿司屋さんの影すらなくなりましたね。
そのストレスのあまり、とうとうお父さんは倒れてしまい、緊急入院することになりました。

盲腸で入院したお父さんの見舞いをした後、小太郎君が家に戻ると、勝手に西川さんが店を開いていました。
そして、次々斬新すぎる発想を提案していきます。
タイカレーの次はラーメン、その次はカクテル、さらに「店員が執事になりました」と進めば進むほど、どんどん迷走していくことに。

完全に嫌そうな表情の小太郎君とチャンワンさんです。
ただ、小太郎君の執事服は素敵でした♡
こんな執事カフェあったら、喜んで貢ぎますとも(笑)

そして、とうとう「24時間営業始めました」というところまで辿り着きますが、ついに客足はパッタリなくなってしまいました。こたさまもどうやら完全にお疲れモードの様子です。

●ピンチな小太郎君
翌日小太郎君がお見舞いに行くと、お父さんは病院で寿司を握る練習をしていました。
お父さん曰く、入院して、改めて寿司を握るのは生きる意味だと気づいたそうです。
それに対し、苦笑いを浮かべる小太郎君。
うわー、今や寿司屋の雰囲気は跡形もなくなってしまいましたもんね。
気まずそうな表情を浮かべる小太郎君に、お父さんは「そういえば店どうなってる?」と尋ねました。
当然お父さんに悲惨な現状を話せる訳もなく、小太郎君は固まった笑顔を浮かべて、足早にその場を立ち去りました。
「まずいまずいまずいまずい、まずーい!!!」
小太郎君の心の悲鳴が響き渡ります(笑)。

さて、店に戻ると、西川さんは新しい椅子と、「谷村カフェ」という新しいのれんが用意していました。
それを見て、「こんな店に戻ってきたら、父さんのストレスが爆発してしまう」と、小太郎君はさらに焦ります。

●スタータイムの小太郎君
急いで解決法を模索する小太郎君の目に入ってきたのは、鳩時計。
それを見て、小太郎君はゆりちゃんと行ったカフェで見た鉄道のおもちゃを思い出しました。
線路をいじり、電車の向きを変える場面、それをヒントに小太郎君は閃きます。

「そうか!猪突猛進で突っ込んでくる人は、鉄道のように進む方向を変えてあげればいいんだ!」

きたー!!こたさまのスタータイムきましたね!!!
(↑今回おねむモードがないのは残念でしたが……)

スタータイムに入った途端、西川さんがまさかの鉄道の被り物を被って登場。
わー、またトンデモ展開きましたね!やっぱりアホドラマといえば、このトンチキ展開が欠かせないです!!

と、そこに現れる車掌こたさま。
石炭と書いたボールを持ち、ドヤ顔で微笑みます。
やってることはアホ度100%なのですが、とにかく顔がキレイ!
特にこのちょっと悪そうな表情とか大好きです!!急にイケちねが来ると、ドキドキしますよね♡

そして、こたさまは西川さんの矛先を変えるべく、怒涛の説得を始めます。

「西川さんって昔ケーキ屋さんやりたいって言ってましたよね。
→どうせやるなら表通りがいいですよね。
→オープンテラスがいいですよね
→そうなると、パティシエとかも雇いたいですよね
→じゃあ、ここじゃないですよね。
→駅前に人気の物件があるんですけど、そちらがよくないですか?」

この話術スゴいな~!小太郎君、やっぱり地頭は良いんでしょうね。

一つ一つ西川さんの行動を動かしていくのですが、何故か石炭と書かれたボールで、こたさまがジャグリングをします。
理由はさておき、こたさまのジャグリング、めちゃくちゃ上手じゃないですか??
これが一発OKのカットだったと思うと、改めて彼の身体能力の高さには驚かされます。
しかも最後くるっと一回転もしてましたしね。
すごいぞこたさま!!

そして車掌小太郎君のの頑張りの結果、西川電車は線路の向きを変え、見事撃退することに成功しました。
それを敬礼して見送る小太郎君。

無事にスタータイムも終了し、今回も本当にお疲れ様なのでした。

●小太郎君がやりたいこと
さて、お父さんも無事に復帰し、西川さんがいなくなったことで店も元の雰囲気に戻り、客足も戻ってきたようでした。

そんな中、お父さんは「やっぱり人を笑顔にするっていいことだな」と話します。
そして、小太郎君に向かって、
「お前は何で人を笑顔にしたいんだ?
やっぱりお前、寿司屋じゃないだろ。お前が一番やりたいことは何だ?」
と言いました。
やっぱりお父さんだからこそ、息子の気持ちはよくわかっていたんですね。
良いお父さんだな~。ちょっとじんわり来てしまいました。

そして、素直にその言葉を受け止めた小太郎君も、真剣に自分の気持ちと向き合い、答えを見つけることができました。
自分がやりたいこと、それはおもちゃを作ることだと。
自分の夢を自覚してた小太郎君は、目の輝きが違いましたね~。
すごく生き生きとしている印象です。
偶然道端で会ったゆりちゃんに、「自分の会社を作ることにしたんだ」と宣言する小太郎君は、今までで一番カッコよく見えました。

新たに設立された会社名は「OFFICE mini」。ここから小太郎君の新たな一歩がスタートです。

ということで、以上7話の感想でした~。

次回は小太郎君が社長として第一歩を歩みだす話ですね。
改めて思いますが、こんなイケメンな社長見た事がありません(笑)
残り3話、小太郎君がどんな社長人生を歩むのか、温かく見守っていきたいなと思います。