家政夫のミタゾノ 最終話感想

さて、ミタゾノ最終話の感想です。
何だかんだバタバタしていたので、感想をまとめるのが大変遅くなりました!
もう世間はすっかりセミオトコモードですが、せっかくなので、自分の備忘録の為に感想を残しておきたいと思います。
よろしければお付き合いください。
ではでは、早速ストーリーを振り返っていきましょう!
(いつもながら、完全ネタバレですので、ご注意ください)
●恒例のミタゾノさん挨拶
舞台はとあるライブ会場前。
予定されていたハングリーズというバンドのライブが急遽中止になったことで、ファンが会場の前で騒いでいます。
騒動の中心となっているのは、ケビンという人物。
彼は会場の音響に不満を持っていて、それでライブをドタキャンしたようです。
「次のライブまで待っててくれ、次はドームだ!」と宣言し、ケビンさんは華瓶という少年と約束を交わしました。
と、そこへいつものミタゾノさんが登場。
太陽系が属する銀河系には約2千億の星があるとか。
「ただどんな星、スターにもいつか寿命が訪れます」とミタゾノさんは不吉な事を言い残すのでした。
という訳で、家政夫のミタゾノもついに最終回です!
●ハングリーズについて
場所はいつものむすび家政婦紹介所。
皆はPCで「ハングリーズ、次はセントラルドームでライブ」というニュースを見ていました。
このバンドは先日ドタキャンしたことで世間を賑わせていますが、ロック界では伝説的なバンドで、中でもケビン小須田はロック界のカリスマと言われているそうです。
ちなみに、ファンの事は「ライス」と独特な呼び方をされているんだとか。
「ファンのおかげで飯が食えているんだから、ファンはお米、つまりライス」とのことです。
ってことは、我々JUMPファンも実はJUMPライスなんですね(笑)
早速ハングリーズの「おふくろロックユー」という曲をかけ流し、音楽にノリノリにノる家政婦さんたち。
一方で、光君は興味深そうに、ぽっかーんと口を開けています。この顔可愛いなぁ~。ほっぺつんつんしたくなる顔してますよね(笑)。
ただハングリーズはテレビにはあまり出ていないので、萌ちゃんや光君はあまり知らないようです。
ドタキャンにしても、音楽へのこだわりが強かったことが原因で、常にファンファーストで行動しているバンドだとか。
その話を聞き、「ステキな心意気ですね、僕もそんな風になりたい!」と光君は目を輝かせて、所長に「退職願」を出しました。
そして、一言。

「僕、実はミュージシャンになりたいんです!」

えぇぇっ!?それは初耳ですぞ!?
(というより、光君はミュージシャンではなく、絶対アイドルの方が向いているでしょ??)
今まで食べてく為にとりあえず家政夫をやっていたそうですが、やっぱり夢を追いかけたいんですと言い出しました。
一切そういう伏線がなかっただけに、ビックリしますね……。
ですが、家政婦さん達は誰も引き止めてくれず、すぐ送別会をしようという話に変わりました。
しかも、「退職願」の漢字の間違いを指摘される始末(←棒が一本足りないとか、間違い方が可愛い)。
どこまでも不憫だなぁ~、光君……。
ただ所長に、辞める前にこの案件だけは引き受けてほしいと頼まれました。
ホームパーティーをしたいので、人が必要なんだとか。
という訳で、光君家政夫最後(?)のお仕事が始まりました。
●最後の依頼主
今回ミタゾノさん達が派遣されたのは、田畑という家のホームパーティ。
招待客も多くて賑わっており、派手なパーティーですね。
と、そこへ「おふくろロックユー」のBGMと共に現れたのは、例のハングリーズのボーカル、ケビン小須田でした。
ミタゾノさん達と挨拶を交わしたケビンは、そのまま観客の歓声に推され、ギターを片手に、曲を披露します。
完全に仕事を忘れて、光君も場内の空気にのめりこんでしまいます。ミーハー心発揮しまくりですね、光君。可愛い。
光君のこういう無邪気な性格が本当に愛おしいです。
●ハングリーズへの脅迫
と、会場が盛り上がる中、専務の東郷さんがケビンの娘である奈緒美さんを慌てて呼びに来ます。
実は、「ハングリーズにライブをする資格はない。次のライブをしたらケビンを殺す」と書かれた脅迫状がポストに届いたそうです。
その脅迫状の話を聞きつけ、バンド仲間のトニーとベンも事務所に現れます。
今後の対応について話し合う一行ですが、ケビンさんはドームのライブは2日後、今更変更できないと跳ね除けます。
そもそもどうしてドームのライブを勝手に決めたのかと責める奈緒美さんに対して、ケビンさんは「事務所の社長は俺だ。俺が決めて何が悪い」と冷たく突き放してくるのでした。
娘さんの表情を見るに、どうも不満が溜まっているようですね。
脅迫状を受けて、ライブを中止させたいと言う奈緒美さんに対して、ケビンさんはファンを裏切れないと断固否定します。
と、そこへチャイムが響き、玄関の先に、謎の段ボールが置かれました。
中からはケビン人形が出てきたのですが、その人形は一瞬で爆発してしまいました。
そこで、ミタゾノさんが手際よく消火を実施。さすがミタゾノさんです!
ミタゾノさんは誰かがコントロールしないかぎり、人形に触ろうとした瞬間に爆発するのは不可能だからと、身近な人間の犯行だと睨んでいるようでした。
この事態を受け、警察に通報しようとする萌ちゃんですが、ケビンさんはファンが動揺するからといってそれを制止しました。
ドームツアーも予定通り実施すると言って立ち去りました。
ケビンさん、どうやら一回自分の意思を決めると、なかなか周りの意見を聞かない人のようです。
と、萌ちゃんが、ケビンの家を覗いている不審な男に気づきました。
急いで後を追いかけるも、男はすぐ姿を消してしまい……。
萌ちゃんはその帽子の男が怪しいと睨んでいるようですね。
萌ちゃんに見回りを頼まれ、さらにミタゾノさんからも「早くしないと、ケビンは殺されてしまうかもしれない」と唆され、光君は慌てて見回りに行きました。
●拉致られた光君
その頃、スタジオではトニーとベンが脱退したいと言い出していました。
どうやら脅迫状に怯えたことと、「おふくろロックユー」を封印すると言うケビンさんの独断に苛立っていたようですね。
ついに見切ってしまった二人は、スタジオから出て行ってしまうのでした。
一方、光君は恐る恐る家の周囲を見回りに行っていました。
「帽子男なんてどこにもいないじゃん」と余裕ぶった次の瞬間、なんとあっさり拉致られました(笑)相変わらずチョロいのなんのって。
光君の「えええーーー!」という声が響き渡るんですが、これまたアホの子っぷりが全開で可愛いです。
場所変わって、むすび家政婦紹介所にて。
突然いなくなったひー坊について、家政婦達はバックレしたのではないかと噂します。
光君はそんな無責任なことしないよー!!
そんなにミュージシャンになりたかったのかと言う家政婦さんに対して、
「どちらかといえば、光はミュージシャンよりアイドルの方が向いているなー」と呟く萌ちゃん。
ですよね!私も同じことを思っていました!!(↑100%共感です!!!)
ですが、そこへ「アイドルはそんなに甘くない」と言い放つミタゾノさん。
「ミタゾノさんがアイドルを語ったわよ」「しかも経験者の口ぶり」と色々言われますが、えぇ、中の人は確かに経験者ですからね(笑)
こういうミタゾノさんらしいイジり方好きだな~。
そして、所長はというと、
「ひー坊の気持ちもわかるけどね~、逃げたくなる時もあるわよね……」
と言い、こっそり国税局からの封筒をしまいました。
これ、また所長やりおったな……!(笑)
で、結局ハングリーズはライブを中止せず、そのまま本番を迎えることになったようです。
心配する面々に、ミタゾノさんは「殺されたら、ケビン小須田は伝説になりますね」と何もかもわかったような口調で答えました。
●監禁された光君と続く脅迫状
その頃、光君はというと、体を縄で縛られ、どこかの部屋に監禁されているようでした。
そして、目の前にはたんまりと積まれた白米のご飯。これ、いのちゃんが白米好きだからですかね??良かったね(違)
光君は逃げようと鍵穴から外を覗きますが、そこには、ある男がケビンの写真をナイフで傷つける様子がありました。
果たして過激なファンの仕業なのでしょうか??
その男はドアを開け、突然光君に襲い掛かってくるのでした。
さて、翌日。またもやケビンさんのところへ脅迫状が送られてきます。
「ケビン小須田、ライブを中止にしないなら、お前の大事なものを奪う」と。
さらに、喉部分が赤く切られた写真も同封されていました。
脅迫はさらにエスカレートしてきたようです。
と、そこへ家の中から大きな物音がしました。
慌てて寝室へかけつけると、ベッドから転げ落ちたケビンさんがいました。
どうやら声が出なくなってしまったようです。
萌ちゃんが湿度計を確認すると、なんと湿度9%になっていました。
ですが、奈緒美さんによると、いつもはケビンさんが湿度60%に調整していたのだとか。
いつの間にか加湿器ではなく、除湿器に変えられていたようです。
恐らく脅迫状の送り主の仕業ですね。
声が出なくなったケビンさん。
一時はライブの開催が危ぶまれましたが、ここでミタゾノさんの出番です。
アルコールスプレーと水道水を利用し、部屋内を加湿する方法を伝授しました。
ミタゾノさんのおかげで、ケビンさんの喉も少しマシになったようですね。
さて、一体誰の仕業なのか。
萌ちゃんは、昨日見た怪しい男について話します。
きっとその男の仕業に違いない。
そう考える面々に対し、ミタゾノさんは一人納得のいかない表情を浮かべるのでした。
●脅迫主の正体
さて、謎の男は次の脅迫状を送ろうとしていました。
「最終通告だ。今日中にライブを中止しないと、頭をぶち抜くぞ」
その手紙を持っていたのは、なんと事務所専務の東郷さんでした。
まさかこんなすぐ近くに犯人がいたとは……予想外の正体にビックリです。
ですが、その手紙をポストに投函しようとすると、その先にはミタゾノさんの不敵な笑みが。
ポストから覗くミタゾノさんの目が怖いです。
それにしても、いつからミタゾノさんは気づいていたんでしょうね。
慌てて逃げる東郷さんですが、逃げ込んだ先は行き止まりになっており、さらにフェンスの向こうにはいつの間にかミタゾノさんの姿が。
こ、これは怖い……。
そして、「小須田」という文字も「頭」という文字も、線が一本足りていなかったことを告げ、光君もよくこの間違いを犯すことを指摘します。
つまり、ミタゾノさんはいなくなった光君がこの脅迫状に関わっていることを見抜いていたんですね。
頭のキレが凄すぎてビックリしちゃいます。
全てを見破られた東郷さんが慌てて電話をかけたのは、まさかの奈緒美さん。
なんと東郷さんと奈緒美さんはグルだったんですね。
追い詰めるミタゾノさんに対して、奈緒美さんはこの事を内緒にしてほしいとミタゾノさんに頼みます。
「もうステージに立てる状態じゃない、あと1回立ったら、寿命が……」
とミタゾノさんに頭を下げる奈緒美さんでした。
その足で、奈緒美さんはライブを中止してほしいと再びケビンさんの説得に向かいます。
でも、ケビンさんは決してライブを中止しないと頑なです。
さらに、ケビンさんは奥さんのことを持ち出してきます。
亡くなった奥さんはケビンさんのマネージャーだったが、同時に一番のファンでもあったし、ケビンさんがファンを一番に考える男だと理解していた。
でも、「お前は何も理解していない」と冷たく突き放すのでした。
こんな言われ方をされた奈緒美さんがとても可哀想です……。
奈緒美さんは奈緒美さんで、ケビンさんを心配しているでしょうにね。
●奈緒美さんの怪しいメモ
ケビンの寿命があとわずかだったとは…。
そう話す萌ちゃんの前に、ミタゾノさんはわざとあるものを落とします。
それは「健康レシピメモ」。
萌ちゃんは早速レシピを開きますが、そこに書かれていたのはレシピではなく、名前・日付、そして振込額が明記された怪しげなメモでした。
それを見た萌ちゃんは、ケビンさんのライブを止めたのは体調を心配してではなく、男にお金を貢ぐ為と疑います。

と、黙々と掃除を進めていたミタゾノさんが奥のドアを開けると、そこには光君の姿が。って、光君そんなところに閉じ込められていたのね!
泣き声がまるでわんこみたいです。
ですが、助けを求める光君を、ミタゾノさんはあっさりスルー。
はたきで何度か叩いた後、スッと扉を閉めてしまいます。
わー、ミタゾノさん、やっぱり光君に対する扱いが雑だ(笑)

●ライブ中止の決定
その頃、ケビンさんはライブの打ち合わせをしているのですが、そこでいきなり「おふくろロックユー」を封印すると宣言します。
当然スタッフや奈緒美さんは納得がいかないようです。
と、そこへドームの運営会社から、明日のライブをキャンセルするという電話が入ってきました。
どうやらドームにまで脅迫メールが大量に届いたようですね。
それを聞いた奈緒美さんは、慌てて奥の部屋に向かいます。
そこには東郷さんから脅され、脅迫状を書かされている光君の姿がありました。
やっぱり光君が脅迫状を書かされていたんですね。
東郷さんから脅され、震えまくって、
「あの時ミタゾノさんが助けてくれればよかったのに。もう一生恨んでやるからなー!」
と涙目でぐずぐず言う光君が可愛いです。と、そこへ奈緒美さんが、明日のライブは中止になったことを告げます。
てっきり奈緒美さんは東郷さんの仕業だと思っていたようですが、どうやら東郷さんも光君も心当たりがない様子です。
さて、ライブが中止になって、ケビンさんは完全に荒れています。
そこへミタゾノさんが、ポストに入っていたと一通の手紙を出してきます。
それは「華瓶より」と書かれている手紙でした。
冒頭で出てきたハングリーズファンの少年ですね。
ケビンさんは、「あしたのドームライブたのしみにしています」
という少年からのメッセージを読み、「ファンを裏切ることになる……」とケビンさんは心を痛めます。
と、そこへ聞こえてきたのはドラムとキーボードの音。
すぐさまケビンさんがスタジオに駆けつけると、そこにはトニーとベンの姿がありました。
2人にも同じく少年からの手紙が来たようですね。
ですが、気合十分な2人に対して、ケビンさんはドームが中止になったことを打ち明けます。
と、そこへミタゾノさんが登場。
なんと別の会場を見つけて抑えたようです。
ミタゾノさんはサッとスマホを差し出しまして、そこには「島茂子、腰痛で国立でのライブをキャンセル」という記事が。
って、島茂子さーん!(笑)
懐かしいなぁ……ミタゾノ世界では元気にご活躍されているようで何よりです。
国立競技場なら、ドームに来る筈だったファンも全員振り返られる!とバンドメンバーは気合を入れるのでしたが……。
ですが、実はその会場は国立市民ホールでした。
国立は国立でも、競技場ではなく市民ホールだったんですね。
規模の違いに肩を落とすケビンさんでしたが、ファンとの約束を果たさなければと、ついにここでライブをやると決めました。
●本番前
その頃、家では奈緒美さんがケビンさんの居場所を探していました。
朝から姿が見えないことに焦っていたようですね。
と、バンドのHPを見て、ハングリーズが国立市民ホールで振り替えライブをやるというニュースに気づきます。
慌てて止めに向かう東郷さんと奈緒美さん。
その後に続こうとする萌ちゃんですが、そこへ変な呻き声が届きます。
急いで声が聞こえてきたドアを開けると、そこには光君の姿がありました。ようやく見つけてもらって良かったね!光君!!
その頃会場では、本番に向けてケビンさんが準備を行っていました。
そこへやってきたミタゾノさんは、曲の譜面と同時に、あの「健康レシピ」を置いていきます。
その「健康レシピ」を開けたケビンさんは、あのメモに気づいてしまいます。
と、ここでミタゾノさんの家事振り返りタイムです。
今回の家事情報はコチラ。
・火を消化するには、重曹を使う
・部屋が乾燥している場合は、アルコール除菌スプレーと水道水の入ったスプレーをカーテンに吹きかける。
それと同じものをキッチンペーパーを重ねたものに拭きかけると、簡単加湿器の出来上がり。
最終回もタメになる家事情報をありがとうございます。
では、いよいよ最後のネタ晴らしタイムのスタートです。
●ハングリーズの真実
さて、楽屋で支度を進めるケビンさんのところへ、ライブ開催を知った奈緒美さんと東郷さんが止めにやってきます。
ですが、ケビンさんは健康レシピメモをつきつけ、自分が知らないところで男にお金を貢いでいたことを責めます。
顔を背ける奈緒美さん。
さらに間が悪いことに、監禁されていた光君と、萌ちゃんもやってきて、脅迫状の犯人は東郷さんと奈緒美さんだったことを明かしました。
当然ケビンさんの怒りは頂点に達し、二人にクビを言い渡します。
「俺が信じられるのはファンだけだ」
そう言って周りの制止を振り切り、ケビンさんは会場へ向かいます。
ファンの歓声が聞こえてくる中、ハングリーズの面々はいよいよステージに立ちました。
ですが、そこで異変に気付きます。
なんと、観客席はカラッポだったんですね。
舞台裏で聞こえてきた「ケビンコール」も、実は音楽プレーヤーから流れていたものだったようです。
どういうことかと首をかしげるケビンさんの前に、
「ケビン小須田のファン役で来たんですけど」
と、何人かのおじさん・おばさん達がやってきます。
ですが、奈緒美さんは「今日はそんなメールは送っていない」と失言してしまいます。
混乱するケビンさんの元へ、さらに一枚の紙が落ちてきます。
その紙に載っていたのはあの華瓶君。
実はなんと子ども劇団所属だったようですね。
つまり、ファンはただの仕込みだったという訳です。
あの振込リストはエキストラ代をまとめたもの。
奈緒美さんはどうしてもその事実をケビンさんに知られたくなかったようです。
では、いつからハングリーズのファンがいなくなったのか。
実は、大分前からだったようです。
ホームパーティーには沢山の客が集まったと主張するケビンさんですが、ここでミタゾノさんが補足します。
実はホームパーティーで出されたカツサンドには、カツが入っていなかったと。
食パンとパン粉とソースで作ったカツサンドもどきだったんですね。
奈緒美さんがファンやパーティー客をエキストラとして雇っているうちに、ついにお金がなくなってしまったようです。
そう、ホームパーティーに来たお客さんも、すべてエキストラだったんです。
お金が足りないせいで、会場を小さいところに設定してきたものの、ケビンさんはそこもドタキャンしてきたとか。
だから、脅迫状を使って、これ以上ライブを開催させないようにした訳なんですね。
「スターとしての寿命はもう終わりなんです」
東郷さんに告げられ、ケビンさんは今まで何も知らなかったことにショックを受けたようでした。
ケビンさんはファンファーストで尽くそうとした。
奈緒美さんはずっとケビンさんにスターでいてほしかった。
その思いがすれ違ってしまった為に起きた悲劇という訳です。
ですが、トニーとベンはファンがいないと知り、声を荒げます。
と、そこへもう1枚別の紙が降ってきます。
なんとこの2人は、「ハングリーズ40年目の真実」ということで、暴露本を出そうとしていたようです。
もうずっとこの2人は真実に気づいていた訳なんですね。
金の為にバンドを売ろうとした2人に、ケビンさんは怒ります。
もうこんなバンドやってらんねーと言うケビンさんに、ミタゾノさんは最後の紙を突きつけました。
それは「おふくろロックユー」の「著作権譲渡契約書」でした。
お金の為だったとはいえ、だからあの曲を封印すると言い出したんですね。
それを聞いた奈緒美さんは泣いて叫びます。
あの名曲があったからこそ、人気は落ちてもファンがいたんだと。
でも、「おふくろロックユー」を封印すると発表してから、残っていた最後のファンも皆いなくなってしまったようです。
自分で自分のスター人生を終わらせてしまったという残酷な事実を突きつけられたケビンさんは、ついに持っていたマイクを落としてしまいました。
もちろんトニーとベンもその場を立ち去ります。
それは伝説的バンド、ハングリーズの終わりの瞬間でした。
ステージを後にしようとするケビンさん。
そこへ聞こえてきたのは、ミタゾノさんがドラムを叩く音でした。
ミタゾノさーん!というか、松岡くーん!!!(笑)
久々に松岡君のドラムさばきを見たけど、やっぱり上手いですね。
ちなみに、何故ミタゾノさんが急にドラムを叩き始めたのか?
それはゆでたまごの皮をむく為。
密閉された容器に半分水を入れ、30秒ほど振動を入れると、キレイに向けるそうです。
へー、なるほど。これは簡単に家でも出来そうですね!
そして、ミタゾノさんはケビンさんにこう言いました。
「人からどう見られているかという殻を捨てて、本当の自分を見せつけるのは難しい。でも考え方を変えるだけで、こんなにキレイに剥ける」と。
今のケビンさんにとっては、重たい言葉ですね。
そして、ケビンさんは静かに打ち明けました。
本当は薄々ファンが減っていることに気づいていたけど、それを認めるのが怖かった。
ファンの為というのは嘘で、スターという殻にしがみついていただけだと。
そして、戻ってきた仲間達に、謝罪と引退宣言をします。
「ファンが一人もいなければ仕方ない」
そう言うケビンさんでしたが、「ファンはここに一人いる!」と声を荒げたのは奈緒美さんでした。
「お父さんのファンだもの」と。
思わずうるっと涙腺に来てしまいましたね。
ケビンさんが幸せだったのは、こんなに良い娘さんを持ったことだと思います。
さらに光君も、
「奈緒美さんと東郷さんはケビンさんをスターにするために必死だった、その思いに応えてあげなくてどうするんですか!」
と訴えかけます。
その思いが届いたケビンさんは再びマイクを手に持ちます。そして、ステージに立ち、トニーとベンと一緒に、「おふくろロックユー」の第二章を歌い上げるのでした。
まさかの無人ライブの開催です(笑)
●後日談
後日、ハングリーズが行った無人ライブの様子がネットに乗り、再生回数が300万以上と話題になっているようです。
さらに、ハングリーズは暴露本を出し、そのお金で「おふくろロックユー」の権利も買い戻したような。
ケビンさん、スターの荷が下りた途端に何でもアリだな(笑)
どうやら近い将来またファンが増えてきそうな未来が見えてきて良かったですね。
そういえば最初に、光君が家政夫を辞めるという話もありましたが、光君、辞めるのを辞めたようです(笑)。
ミュージシャンは大変そうなので、アイドルを目指すことにしたんだとか。うん、確かに光君はアイドルの方が向いていそうです。
こんな可愛い子、すぐにアイドルとして売れっ子になりますよ♪
って、油断してると、ミタゾノさんの手に突然のりょーすけうちわ!(笑)
ミタゾノさん、どこから持ってきたんだ、そのうちわとペンライト(笑)
JUMPファンとしては嬉しいけど!ミタゾノさん×山田君という図がシュールですね。でも、松岡君のこういう気配りには本当に感謝します。
さて、最後に残った謎。
萌ちゃんが見かけたという、ケビンさんの家の前にいた帽子男は誰だったのか?
そこへチャイムが鳴り、ドアを開けるとその帽子男が立っていました。
どうやら実は国税局の調査だったそうな。
やっぱりまた所長やらかしたんですね(笑)
という訳で、ミタゾノ最終回は、むすび家政婦紹介所が休業になるというトンデモ展開で終わりました。
以上、ミタゾノ最終回の感想でした!
毎回二転三転するストーリーや、ミタゾノさんの役立つ家事情報、そして光君と萌ちゃんの愛らしいかけ合いなど、非常に楽しませて頂きました。
また、シーズン3となるとマンネリ化しそうですが、毎回違う小ネタを仕込んできていて、本当に面白かったです。
残念ながら終わってしまうのは寂しいですが、ミタゾノさんが「また次回お会いいたしましょう」と言っていましたので、シーズン4を首を長くして待っていたいと思います!
(関係者の皆さま、その時はぜひ光君もよろしくお願いします)
という訳で、ここまで全8話、大分遅くなりましたが、最後まで私の感想にお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました!!!