さて、大分遅くなりましたが(すみません汗)、「家政夫のミタゾノ」第6話の感想です。
いつもは社長や政治家など、大物の家庭に派遣されることが多いミタゾノさんですが、今回の舞台は一般的な家庭のお話。
いつもは冷え切った関係なのに、父親が一大事を迎えたことで、改めて家族の愛に気づかされる……という展開に、じんわり感動しました。
ではでは、早速感想に参りましょう!
(いつも通り完全ネタバレですので、未見の方はご注意ください!)
●恒例のミタゾノさん挨拶
舞台はとあるオフィス。
営業成績が悪いことで、上司に叱責されている男性がいました。
この冴えないサラリーマンが、今回のキーパーソンである丸山さん。
「死ぬ気で頑張ります!」と頭を下げているにも関わらず、上司には全く聞く耳を持ってもらえないようでした。
そこへ冒頭恒例のミタゾノさん登場。
「死ぬ気になれば何でもできる。実際はどうなんでしょうか?」と語りかけてます。
「死ぬ気になるあまり、本当に死なないように気をつけてください。人間は死んだらおしまい」
ミタゾノさんも結構ズバズバ言いますね。
そんな訳で、今回はこの「死ぬ気」が大きなキーワードになってきます。
●今回の依頼主の丸山家について
さて、ある日光君が出勤すると、とある依頼を見た所長や他の家政婦達が「詐欺ね……」と騒いでいます。
依頼主は、夫は中小企業サラリーマン、妻は専業主婦という、どこからどう見ても普通の家である丸山家。
そんな一般人から家政婦を雇う依頼が来ており、しかも期間は半年間。
普通は家政婦を雇う訳がないので、きっと裏に何かあるに違いないと疑っていたんですね。
と、所長がミタゾノさんに意見を求めると、何故かミタゾノさんは風船を膨らましていました。
で、所長は「ミタゾノちゃんが一息で風船を割ったら、この依頼を受ける」と言いますが……
ミタゾノさんの肺活量にビビりまくる家政婦一同が可愛い。
特に光君の手、完全にぶりっ子状態です(笑)
そしてミタゾノさんが失敗する訳もなく、見事ミタゾノさんは風船を割ることに成功し、むすび家政婦紹介所は今回の依頼を引き受けることになったのでした。
さて、丸山家を訪問するミタゾノさん、萌ちゃん、光君の3人。
それを迎え入れてくれたのは、妻の雅子さんでした。
家事が苦手で……と言いますが、なかなか部屋が荒れていましたね。
これはミタゾノさんも働き甲斐がありそうです。
と、そこへ娘の紗英ちゃんがやってきます。
「朝ごはんが食べたいな~」と言う紗英ちゃんに対し、雅子さんは、「今日は日曜日よ」と答えます。
どうやら日曜日の朝は、丸山さんの特製パンケーキと決まっているようです。
と、そこへ丸山さんがやってきます。
雅子さんの言葉から、家政婦を雇ったことに驚く丸山さん。
「これから半年間、家族の時間が増やせる」と雅子さんは言いますが、どうやら裏の事情がありそうですね。
ですが、雅子さんが家政婦を雇った事に戸惑う丸山さん。
と、ここでミタゾノさんの出番です。
ミタゾノさんはあっという間に部屋の中を片づけ、散らかった服を一斉に畳んでいきます。
その手腕は鮮やかで、さすがミタゾノさんという感じですね。
ちなみに、ミタゾノさんが披露したTシャツの畳み方、昔伊東家の食卓でやってましたね~。
何だか懐かしい気分になりました(笑)
また、その手際の良さを見て、丸山さんは家政婦を雇うことに決めました。
●丸山家の事情
さて、無事に雇われることになったとはいえ、何故どう見てもお金があるようには思えない丸山家が、家政婦を雇ったのか??
萌ちゃんは「宝くじが当たったに違いない」と言い出します。
そんな萌ちゃんの言葉を聞いて、わかりやすく驚く光君。
相変わらず人を信じやすい性格で、可愛いですねぇ~。
そして萌ちゃんも、こちらもまた恒例の自由な推理を披露してて、やっぱり息の合ったコンビだなーと思いました。
その頃、丸山さんは朝食の一品としてパンケーキを焼いていました。
しかし、なかなかにすごい色ですね。緑色……。
試食をすることになり、ミタゾノさんが「独創的」と表現に気を遣い、萌ちゃんが顔をしかめる中、
光君だけが「美味しい~!」と満面の笑顔です。
ピュアっピュアだな~、光君!
多分ホントに美味しいと思ってるんでしょうね~。嬉しそうなお顔も可愛いです。
さて、「朝食の準備が出来ました」とミタゾノさんに言われ、丸山さん、雅子さん、紗英ちゃんの3人が食卓に向かうと、なんとそこには4人分の食事が置いていました。
どうして4人分の食事を準備したのか?
ミタゾノさんは、先ほど折りたたんでいたTシャツが若者&男向けだったことから、丸山家にはもう1人家族がいることを察知したようですね。
さすがミタゾノさん、鋭い観察眼ですね。
ただ、その弟の清君は引きこもりで、もう5年も部屋から出てきていないそうです。
「出来ればもう1度、家族4人で食卓を囲みたかった……」と呟く丸山さんに対し、「あと半年もあるんだから」と励ます奥さんと娘さん。
何度も繰り返される「半年」というキーワードに、萌ちゃんはとうとう「半年後に何があるんですか?」と切り出しました。
そこで、丸山さんは自分がガンであることを告白します。
先日病院で、余命あと半年だと告知されたそうで……だから、残された命を全うしようと思ったようです。
その頃ミタゾノさんはというと、相変わらずの超高速スピードで家庭内を物色します。
そして、どうやらまた何か秘密を握ったようですね。
●病院側のミス
さて翌日、再び会社で上司に叱責された丸山さん。
何度も頭を下げていますが、この高圧的な上司に「死ぬ気といっても死なないでしょ」と言われて、ついに丸山さんの堪忍袋の緒が切れました。
「僕はガンなんで、もう死ぬんです!」と。
そして、「こんな会社辞めます」と啖呵を切り、会社を後にしようとしました。
と、その矢先、丸山さんの携帯に病院から電話がかかってきました。
「伝えたい話がある」と連絡をもらった丸山さんは、急いで病院に駆けつけると、そこには何故かミタゾノさんの姿もありました。
秘密の匂いがあるところ、どこにでも現れるミタゾノさんはスゴイですね。まるでエスパーみたいです。
そして、ミタゾノさんは丸山さんの奥さんのフリをして、ちゃっかり話を聞こうとします。
さて、丸山さんが病室に入ると、そこには大勢の医者が重い表情で待ち構えていました。
そんなに容態が悪いのかと焦る丸山さんに対し、医者は一斉に「申し訳ありません」と頭を下げてきます。
実は若い医者が、丸山さんのレントゲンを、別の患者のものと取り違えたそうなんですね。
つまり、丸山さんのガンは嘘だったと。
衝撃の事実を知り、丸山さんは呆然とします。
「はぁ……」と肩を落とす丸山さんに対し、ミタゾノさんは嬉しくないのか?と尋ねます。
どうやら丸山さんは、上司と衝突して、突発的に会社を辞めてしまったことを後悔しているようです。
そして、ミタゾノさんに依頼します。
病気になってから家族が優しくしてくれて、生きている実感がしていたこと、
だからあと2日だけ、病気じゃなかったことを黙ってほしいと。
皆が優しくしてくれる幸せを噛みしめたいと。
そんな切ない丸山さんの願いを、ミタゾノさんは聞き入れます。
●嘘を隠そうとする丸山さん
その夜、ミタゾノさんは丸山家で赤飯を炊いています。
なんと、引きこもりの清君が部屋から出てきてくれたのです。
さらに、丸山さんの病気の為、働こうと考えていたと。
変わろうとしている清君の姿を見て、丸山さんは病気のことについて何も言えなくなってしまいます……。
そんな一家の姿を見て、光君はわんわん泣いていました。
やっぱり光君の心はピュアですね……。
と、その一方で、清君は意味ありげに萌ちゃんの方を見つめていました。
ようやく清君も含めて、4人で食卓を囲む丸山家。
ミタゾノさんが作った赤飯が好評なようでしたが、ミタゾノさん曰く、あずきアイスと白米で赤飯が作れるそうです。
なかなかに美味しそうなレシピですね。
ですが、「これはあくまで代用品。でもバラさなければ、美味しく食べて頂けたのかもしれませんね」というミタゾノさん。
丸山さんに向ける目が怖いよう……どこまでも悪魔なミタゾノさんです。
丸山さんは危機を感じたのか、慌ててその場から立ち去りました。
さて、萌ちゃんが清君の部屋を訪ねます。どうやら先ほどの視線が気になったようですね。
何故私のことを見ていたのか、聞きたいことでもあったのかという萌ちゃんを引き留め、いきなりの壁ドンです。
「彼氏いるんですか?」と。
いきなりすごい迫り方ですね(笑)。まさかの恋の予感??
萌ちゃんも満更でもないようで、動揺しているようです。
さて、丸山さんがお風呂から上がると、光君はミタゾノさんの話を聞いて、「ガンじゃないー!」と叫んでいました。
秘密がバラされてしまったのではないかと慌てる丸山さんに対し、ミタゾノさんは「ガンモドキ」の語源について話していただけだったようです。
やっぱりミタゾノさんは匂わせが上手ですね。
で、怪しむ光君に、丸山さんは実はガンじゃなかったことを告白しました。
案の定、光君は「えぇー!!」と思いっきり驚きます。
毎回この光君の驚き方、とっても可愛いんだなぁ~♡
●丸山家の変化
さて、いつものむすび家政婦紹介所にて。
ガンではなかったこと、そしてその事を家族には黙っていてほしいという丸山さんの依頼に対し、
家政婦達はいつまでもつのかしら?と話しています。
確かに、いつまでも隠し通せる話ではありませんしね。
と、ミタゾノさんは「賞味期限はとっくに切れていたのかもしれませんね」と口を開きます。
なんとミタゾノさん、わざと家族のアルバムを持って帰ってきてしまったようですね。
毎回抜け目ないなぁ~。
そのアルバムの写真を見ていると、どれも3人で映っているものばかりで、丸山さんの写真は1枚もありませんでした。
父親が病気になった途端に結束する家族……。
どう見ても不自然な予感です。
一方、萌ちゃんは清君に求愛されたことで、浮かれていました。
口では「憂鬱だなー」と言いながら、るんるんですねー。
嬉しさが滲み出ています。萌ちゃんも可愛いキャラでした。
さて、衝動のまま会社を辞めてしまった丸山さんは、次の仕事を探すべく、居間で求人のチラシを見ていました。
そこで、手に取ったのは「便利屋」のチラシ。どうやら興味がある様子です。
と、そこへ清君がやってきて、丸山さんに「店を開く」と話しました。
何の店かと尋ねる丸山さんに、清君は一言「喫茶……」と。
喫茶店?それってお父さんの夢ですよね。
丸山さんは、きっと清君が老後の自分の夢を叶える為に、喫茶店をやろうとしているのだと思います。
その事を嬉しそうに話す丸山さんに、ミタゾノさんは言いました。
「笑顔の裏には様々な思いが隠れているのかもしれません。きっと奥様も……」
その言葉を聞き、雅子さんの部屋を覗くと、ちょうど雅子さんはPCを見ながら涙を流していました。
「どうすればいいの?」と言う言葉を聞き、丸山さんは、奥さんが自分が死んだ後の生活を悩んでいると思い込んでしまいます。
ついに罪の意識に耐えられなくなった丸山さんは、今夜自分のガンが嘘だったことを切り出すことを決意します。
その頃、娘の紗英ちゃんは、彼氏と会っているところでした。
と、良い雰囲気になったところへ、タイミングよく現れるミタゾノさん。
紗英ちゃんは慌ててミタゾノさんを引き止め、彼氏と一緒だったことを秘密にするように頼みます。
ミタゾノさんはそれを承諾し、さらに、丸山さんは今夜帰りが遅くなると嘘をつきました。
この嘘がどう繋がってくるんでしょうかね?
●家族の本音
さて、丸山家を後にしようとするミタゾノさん達。
丸山さんは家族と向き合い、本当のことを告白する決意を固めていました。
ですが、その丸山さんの肩にミタゾノさんの手が置かれました。
「玄関の廊下はワックスをかけたばかりなので、リビングに入るにはお庭から」と。
ミタゾノさんの言葉に従い、庭に回ると、丸山さんはそこで家族の話を聞いてしまいます。
保険会社から、お父さんの保険金3000万円が手に入るとわかった3人は、その保険金の使い方を考えています。
姉の紗英ちゃんは留学に、弟の清君はメイド喫茶の開店資金に、雅子さんまでも、世界一周旅行に行こうと考えていたようです。
実はあの時の涙は悲し涙ではなく、嬉し涙だったんですね。
ここにきて、「賞味期限はとっくに切れていた」というミタゾノさんの言葉が思い出されます。
お父さんと、他3人の間には、いつの間にか大きな溝が出来ていたようでした。
「お父さんの保険金は皆の夢を叶えるために使おう」
家族が喜ぶ言葉を聞き、丸山さんはついに激怒し、家の中に踏み込みます。
最初は驚いた3人でしたが、逆に丸山さんに怒り返してきます。
これまでずっと家庭を放っていたとか、何も役に立たなかったとか。
お父さんへ積もり積もった不満が爆発したようですね。
愛する家族からこんなに冷たく突き放されるとは、何だか可哀そうですね……。
とうとう居たたまれなくなった丸山さんは、そのまま家を飛び出してしまいました。
家族に見放された丸山さんは、深夜の公園で一人、静かに首をくくろうとします。
そこに現れたミタゾノさん。
丸山さんはブランコをこぎながら、ミタゾノさんに自分の人生は何だったのかとボヤきます。
今まで頑張ってきたにも関わらず、家族にとって自分は空気だったこと。
「いっそ死んだ方が……」という丸山さんに、ミタゾノさんは「本気で死ぬ気にならなければ、死ねませんよ」と冷たく言い放ちます。
そして一礼し、立ち去ろうとするミタゾノさんに、丸山さんは言いました。
「僕を殺してもらえませんか?」と。
ここで、恒例のミタゾノさん指パッチンのお時間です。
まずは、本日の家事情報のおさらいから。
・Tシャツは3点をつまみ、整えるだけで、簡単に畳むことができる。
・あずきアイスで、赤飯を作れる
そして、最後の家事情報の前に、「私はこれから旦那さんを殺さなければいけませんので」と、ミタゾノさんの悪魔の微笑みが光りました。
やっぱりミタゾノさんは怖いな~。
●消えた丸山さん
さて翌日、光君はスマホを片手に、重い溜息をついていました。
どうやら丸山さんと昨日から連絡がとれなくなってしまったようです。
どこへ行ってしまったのか?
悩む光君に、萌ちゃんは「死んでる可能性が高い」と推理を披露します。
きっと昨晩真実を話したが、許してもらえなかった、自暴自棄になった丸山さんが家を飛び出し、どこかで生涯を終えたのではないかと。
原因のところは違いますが、「家を飛び出した~」の下りは珍しくあってますね。
で、ミタゾノさんに話を振られますが、ミタゾノさんも何も知らないとシラを切ります。
ですが、丸山さんの靴を見せ、高さ40mの橋のところに行ったらこれを発見したと言いました。
てことは、やっぱり死んでしまったのでしょうか?
しょんぼりした光君を見ていると、こちらまで気分が沈んでしまいますね…。
ホントに、ミタゾノ世界で唯一の天使枠だよ、光君……。
事故の可能性もあることから、警察も丸山家に来て、捜索を行うことになりました。
ですが、捜査の為に丸山さんの写真を1枚求められ、家族の表情が一変します。
一同焦ってアルバムを探しますが、残念ながら撮らせてばかりで、今まで1枚も写真を撮っていなかったんですね。
と、そんな家族の動向を見守るミタゾノさんへのところへ、丸山さんの声が。
どうやら隠しカメラとイヤホンを使って、屋根裏部屋から家族の様子を監視しているようです。
これはミタゾノさんと丸山さんの計画なんですね。
本当に父親が死んだら、家族はどういう反応をするのか、その実験だったようです。
これぞ父親の復讐というやつですね。
と、ぼそぼそ丸山さんと話しているミタゾノさんを見て、光君は怪しんだようです。
珍しく光君が鋭い観察眼を持っていましたね!
ですが、ミタゾノさんにあっさり受け流され、そして洗濯を干してくるように指示され、その場を離れることになりました。
ミタゾノさんの言葉に従い、2階へ洗濯物を運ぶ光君。
その途中「絶対に何があっても入ってはいけない」と書かれた貼り紙が貼ってありました。
あ、怪しい……怪しすぎますぞ……。
光君も「これは入れってこと?」と首をかしげています。
この時の不思議そうな顔が可愛いです。
そして貼り紙を無視し、光君が恐る恐る足を進めていくと、その先には屋根裏部屋に潜む丸山さんがいました。
驚きの声をあげる光君、やっぱり可愛いなぁ~。
●暴力男に巻き込まれる丸山家
その頃、丸山家を去るミタゾノさんとは反対に、一人の男が家にやってきました。
萌ちゃんは男を室内に案内しますが、その男は紗英ちゃんの彼氏だったようです。
(丸山さんはてっきり自分が雇った便利屋さんだと勘違いしていましたが……)
この彼氏、部屋に入るや否や、紗英ちゃんがSNSで、自分の借金を返してくれると投稿したと言い始めます。
保険金で借金返すってどういうこと?と、身に覚えのない紗英ちゃんは慌てます。
恐らくミタゾノさんの仕業ですね。
ですが、紗英ちゃんの勝手な行動に怒った家族の間で、保険金の使い方について喧嘩が始まりました。
何だかお金で振り回されてて地獄絵図だわ……。
一方彼氏の方も怒ってきて、金をくれなきゃこれをバラまくぞと金髪時代の紗英ちゃんがバイトテロ(冷凍庫イン)していた写真を出してきます。
うわー、紗英ちゃん、昔はなかなかやんちゃしてたんですね。
この彼氏も大分クズですが。
その頃、まだ彼氏のことを自分が雇った便利屋だと信じ込んでいる丸山さんは焦って、段取りと違うと電話します。
ですが、そこで便利屋さんから「まだ丸山家に着いていない」と言われます。
丸山さんもようやくこれが演技ではなく、本当に脅されている図だと気づきました。
彼氏の怒りは止まらず、ついに家族へ手を出すようになりました。
そこへ光君が呼んだ警察が来ますが、間違ってタイミングよくやってきた便利屋さんの方を連行します。
全部悪い方向へ回ってしまいましたね。
そこへ、箒を持ってやってくる萌ちゃん。
メイド服を着て、「私のこと好きなんでしょ?」と、清君を炊きつけようとしますが……
「僕が好きなの、君じゃない。ミタゾノさんだから」と言われます。
まさかの展開ーーー!!!そっちーーー???(笑)
で、事態はさらに悪化の一方へ。
彼氏が紗英ちゃんに暴力を振るい、清君も家族を守る為に立ち上がりますが、場は全く収集がつきません。
そこへ現れるミタゾノさん。
このタイミングで、そっと牛乳を取り出しました。
そして、飲みました。
だから、なんでーーー???(笑)
彼氏が呆気に取られている間に、清君が勇気を出して、「俺がこの家の長男だ!」と男を殴ります。
引きこもりだった時から随分成長しましたね。
と、そこへようやく勘違いに気づいた警察が来てくれて、何とか一件落着となりました。
家族はお互いの無事を確認し、お互いに抱きしめあいました。
事態が落ち着いたことに丸山さんは、ほっと一安心し、出る幕がなくなりましたと胸を撫でおろします。
最後まで結局空気だった丸山さん、果たしてこれからどうするんでしょうか……。
●丸山さんのパンケーキ
ミタゾノさんが用意してくれた夕飯の前でも、家族は暗い顔をしたままです。
と、そのメニューの中には、ミタゾノさんのパンケーキが。
これも前に番宣で、いのちゃんが作ってましたねー。
ふわふわでとっても美味しそうですー。
一方、隠しカメラで、家族が団欒する様子を見ていた丸山さんは、「僕がいなくても大丈夫ですね」と言います。
さらに、「空気は空気らしく、どこかへ消えます」と。切ないなぁ……。
ですが、ミタゾノさんは、「パンケーキを美味しくするコツは、空気です」と3人に伝えます。
「空気の大切さに気付けないと、幸せにも気づけないのかもしれませんね」
ミタゾノの言葉を聞き、3人はそれぞれ父に思いを馳せます。
確かに空気だったかもしれませんが、大切な家族の一員でしたもんね。
丸山さんのパンケーキは美味しくなかったのは何故か。
それは、ほうれん草とピーマンがすりおろされて入っていたからと、ミタゾノさんは打ち明けます。
ほうれん草は清君が嫌いなもの。
ピーマンは紗英ちゃんが嫌いなもの。
丸山さんは家族の健康を思って、毎週パンケーキを作っていたようです。
と、そこへ訪ねてきたのは、丸山さんの元会社の吉村さん。
辞めた丸山さんの私物をわざわざ持ってきてくれたようです。
3人が段ボールを開けると、そこから出てきたのは、ずっと前に家族で旅行に行った時の写真でした。
ようやく家族全員で映った写真が出てきましたね。
さらに、写真立ての中からは通帳が。
「紗英の留学費用と清の将来のために、絶対に200万円貯めるぞ!」
通帳には、そんな家族思いの父の言葉が書かれていました。
丸山さんは、毎月のお小遣いをほとんど貯金に回していたんです。
お父さんの想いを知った3人は、自分達が何もわかっていなかったと静かに涙します。
「お父さんのパンケーキが食べたい……」
家族の言葉を聞いて、丸山さんは姿を現し、土下座します。
そして、全部嘘であることを告白します。
死んだ振りもガンも全部嘘。
その言葉を聞いて、紗英ちゃんから出た第一声は「お父さん、死ななくて良かった」でした。
「でもとんでもない嘘を……」と反省する丸山さんでしたが、「だったらさ、作ってくれよ。親父のパンケーキ」と清君。
これは泣くわ……。良い話だわ……。
そして、誰よりも泣いているのはやっぱり光君なのでした。
本当に心が綺麗なことです。
後日、雑誌に巷で有名なパンケーキの喫茶店が取り上げられていました。
何でもほうれん草とピーマンが入っているパンケーキが人気だとか。
どうやら家族で協力してお店を経営しているようですね。
再び家族全員で笑顔の写真が撮れるようになって、本当に良かったです。
素晴らしいハッピーエンドでした。
それにしても、前回といい、今回といい、家族の温かい話は見ているだけで涙腺が緩みますね。
私の中ではどちらも傑作回です。
ミタゾノさんも残り2話となりましたが(←実はもう最終回を迎えたにも関わらず、まだ2話とも見れていません汗)、今後の展開も楽しみです!