家政夫のミタゾノ 第5話感想

さて、ミタゾノ第5話の感想でございます。

今回の話は「隣人が殺人者!?」という奇想天外なテーマからは、全く予想していなかったオチが待っていましたし、また、途中ミタゾノさんらしいブラックジョークがあったりして、非常に面白かったです。

そんな訳で、早速ストーリーを追いつつ、感想を書き残しておきたいと思いますー。
(いつも通り完全ネタバレなので、未見の方はご注意ください)

●ミタゾノさんのご挨拶
とある夜の出来事。
公園の近くに停めた車の中で、ある男女が密会をしていました。
彼は今回のキーパーソンである秋本さん。
ちょうど愛人の泉さんと不倫をしている現場のようです。

と、ふと彼は車窓の外に視線をやりました。
そこで彼は、白いパーカーを被り、バッドを持った男が女性の後をつけていき、茂みの陰で何かをボコボコに殴っているところを目撃してしまいました。
ハッと息をのみ、怯える秋本さん。
すると、男はトランクを持って茂みの陰から出てきました。
そこで偶然振りむいた男と目があい、慌てて秋本さんはその場から逃げ出します。
「警察に……」と焦りますが、泉さんから奥さんの事を持ち出された秋本さんは、我に返った様子で口をつぐんでしまいます。

ここでミタゾノさんが登場。
ってミタゾノさん、いつの間に後部座席に忍び込んだんですかね??(笑)
今回は「不倫」と言う言葉の語源についてのお話。
「「倫」という字を辞典でひいてみると、仲間・秩序という言葉が出てきます。
つまり、不倫というのは家庭の事情に反する行為といえるでしょう」と。
そして、その行為をした者には恐ろしい結果が待っていると予言するミタゾノさん。
今回も冒頭から不穏な気配がしますね。

という訳で、家政婦のミタゾノ5話スタートです!

●隣に越して来た怪しい男
次の朝。
秋本さんは食卓で昨日の公園での事件について載っていないか、新聞で調べているようでした。
その様子を見ていた奥さんにも心配されているようですが、全く秋本さんは聞いていないようですね。
ずっと昨日の事件が気がかりなようです。

と、秋本さんが朝の支度を進めているところへ、突然チャイムが鳴りました。
ドアを開けると、そこに立っていたのはミタゾノさんと舞さん。
今回は奥さんが家政婦達を依頼したようですね。
出張が多い秋山さんと、仕事が繁忙期に入った奥さん、
そのせいで家庭の事に手が回らない事もあり、家政婦をお願いすることに決めたそうです。
ですが、全く寝耳に水だった秋本さんは、わざわざ家政婦を雇わなくても……と渋っていました。

と、そこで偶然うっかり息子さんがコーヒーを零して、算数プリントを汚してしまいます。
そんなピンチな時はミタゾノさんの登場ですね。
コーヒーの汚れは酸素系漂白剤を使ってなじませた後、ヘアアイロンで挟んで皺を伸ばせば元通り。
さすがミタゾノさん。こんな方法で元通りになるんですねー。良い勉強になりました。
「被害を最小限にするためには、すぐに対処することが大事です」と、秋本さんに向けて意味深に呟きました。
ただ、算数プリントは何とかなったものの、来週提出の絵はどうにもならず、頑張って書き直そうと奥さんは話しました。
こうしてミタゾノさんのスゴ技テクニックを認めた秋本さんは、今回仕事をお願いすることを決めました。

息子さんが学校へ行くのを見送った後、朝の支度を進める奥さん。
TVのニュースでは「女性の遺体が見つかった」というニュースをやっていました。
昨日偶然目にしてしまったのは、このニュースで放映されている殺人事件の現場だったのではないかと秋本さんは疑います。

と、そこへいきなりチャイムの音が鳴りました。
ドアを開けると、そこに立っていたのは昨日目撃した例の男でした。
驚愕する秋本さんに対し、彼は白井と名乗り、隣に越してきた事を話します。
彼は改めて奥さんにも挨拶をして、秋本さんの大好物だというりんごジュースを差し入れてきました。
急に現れた白井さんに対して、秋本さんは明らかに動揺します。

秋本さんは慌てて不倫相手の泉さんのところへ向かうと、白いパーカーの男が隣に越して来たことを相談します。
まさか口封じの為に……と怯え、泉さんに泣きつく秋本さん。
と、車の外から、ミタゾノさんがひょっこり登場します。
さすがミタゾノさん、こういう現場は見逃しませんよねー。
さらに、ホテルカードを忘れたので……と、秋本さんに「TAPA CARD」を渡します。
わっ、まさかここでアパホテル事件をイジってくるとは(笑)。
ミタゾノさんのブラックユーモアが炸裂していますね。
我に返った秋本さんは慌ててミタゾノさんを引き止め、奥さんには内緒にしてもらうように頼み込みました。
ミタゾノさんは「承知しました」と話しますが、うん、ミタゾノさん、後でバラす気満々ですね(笑)。

●白井さんの怪しい挙動
その夜、秋本さんは隣に越して来た白井さんを恐れながら、自宅に帰宅しました。
すると、家の中には家政婦の二人だけでなく、いつの間にか白井さんの姿もありました。
どうやら息子さんにプレゼントを持ってきたようですね。
自然と家庭に馴染んでいる白井さんを見て、その真意が読めず、秋本さんは怯えました。
そんな秋本さんに、「ステキな奥さんですね、羨ましい」とにっこり笑って告げる白井さん。
笑顔の裏に何が潜んでいるのか読めないのが怖いですね……。
秋本さんはますます恐怖に追い込まれ、さりげなく白井さんから離すように切り出します。

と、そこへ入って来たのはミタゾノさん。
ついうっかり4人分夕食を作ってしまったと話します。
「ばかばか、薫のばか、こつん」って、ミタゾノさんも可愛い事をするじゃないですか。
(絶対わざとですけど笑)
で、それを聞いた息子さんが白井さんを夕飯に誘いまして、この日の晩は4人で夕食を共にすることになりました。

夕飯の席で、白井さんの職業を聞く奥さん。
彼が語るには、一年前に脱サラして、今はめっきりボランティアなどに時間を使っているようです。
「暇な時は好きなことをしていますから。バッティングセンターでバットを振ったり」
その発言を聞いて、秋本さんは思わずフォークを落とします。
なんか真意が掴めなくて怖い人ですね……。

と、場が不穏になったところへ、ミタゾノさんがオリジナル餃子を持って登場。
皮の上に餡を載せた餃子です。
包まれていない餃子って新鮮ですねー。美味しそう~。
で、ミタゾノさんはほんのり「包み隠さない方がいいこともあるといいますよね」と脅してきます。
ミタゾノさんの圧が怖い……。
白井さんも含めて、今回怖い人が多いですね(汗)

さらにミタゾノさんは、
「他に奥様が気づかないことと言えば、「フリン」でしょうか?」と
圧をかけてきます。
不倫が暴露されたのではないかと焦る秋本さんに対し、白井さんは手作りの「プリン」を持ってきたことを話しました。(確かに言葉似てますが汗)
一見和やかに見えましたが、気づくと白井さんは真顔で秋本さんを見つめていました。

さて、場所は変わって、いつものむすび家政婦紹介所にて。
「あの男は確実にヤバイ」と心配する舞さん。
確かに引っ越して来たばかりで、夕食にまであがりこむ上、手作りプリンの差し入れはありえないですよね。
ですが、ピュアさ100%で構成されている光君(笑)は全く白井さんの事を疑う余地もなく、にこにこプリンを食べています。
さらに「ご近所付き合いってステキだなー、次引っ越したらご近所付き合いしよう」って無邪気に微笑む始末。
.png
うん、ひー坊の笑顔はとっても可愛いけど、変な人に騙されないでねー。
(私は心配だ……)
(まぁ、バックにミタゾノさんがいたら強いでしょうけど)

と、「そういえば、あの近所で女の人が殺された事件ありましたよね」
と舞さんが切り出した事をきっかけに、真理亜さんは「連続殺人死体遺棄事件」のニュースを皆に知らせます。
キーワードを聞いて、舞さんは白井さんを犯人だと疑います。
「殺人鬼は驚いても瞳孔が反応しないらしいよ」と所長に言われ、思い返してみると、白井さんは確かにその条件に当てはまっていました。
ですが、ひー坊には「考えすぎですよー」と一言。
で、皆揃ってミタゾノさんの方向を見る訳ですが、雷が落ちても全く瞳孔反応しないミタゾノさん。
言われてみれば、ミタゾノさんも同類のタイプでしたね。
こちらの方がもっと怖いー(汗)
怯えるミタゾノさんって、確かに幽霊回ぐらいですもんねー。

その夜、秋本さんは白井さんの不審な行動について思い悩んでいるようでした。
一方、例の白いパーカーを着た白井さんは、隣の家から、カーテンを閉める秋本さんの様子を静かに眺めていました。
そして、何やらあの怪しいトランクケースをじっと見つめています。

翌日、奥さんが会社に出勤している中、その背後には怪しい影が迫っていました。
(これは後々明らかになります)

その頃、自宅にいた秋本さんのところに、警察官が家に尋ねてきました。
連日TVで取り上げられている殺人事件について、目撃情報や隣人に関する情報を集めているようです。
秋本さんが答えをはぐらかすと、気になる事があれば連絡するように言い残した後、警察官は立ち去りました。

秋本さんが慌てて家に入りましたが、ちょうどミタゾノさんが背後にいましたね。
ミタゾノさんって、やっぱりどこにでも現れますなぁ~(笑)。
ドア前に立ち塞がる秋本さんに、「ゴミ出しに行ってもよろしいでしょうか?」と尋ねてきます。
そこで秋本さんが再びのぞき穴を見ると、ドア前には白井さんが立っていました。
秋本さんはとっさに立ち塞がりましたが、そこは最強家政夫のミタゾノさん。
一突きでドアを開けてしまいました。
やはりこの方には誰も敵いません(汗)

白井さんは、先ほど警察の人が来て、匿名の通報があり、連続殺人犯の容疑がかけられたことを打ち明けます。
恐らく秋本さんの仕業ですね。
ですが、秋本さんは「僕ではないです」と焦って否定します。
それを聞いて、白井さんは「何を言ってるんですか?」と首をかしげました。
この怪しげな白井さんの笑みが怖い。
秋本さんは逃げるように家の中に入り、それを見た白井さんは優しい笑顔を浮かべて、その場を後にしました。

●秋本一家に迫りくる危機
家に閉じこもった秋本さんは、カーテンから恐る恐る隣の家を覗きこんでいました。
と、そこへ奥さんが帰宅します。
その手には包帯が巻かれていました。
奥さんは、転んで手首をねじってしまったと話しますが、一瞬の隙をついてミタゾノさんが包帯をめくると、誰かから力強く手を掴まれた跡が残っていました。
奥さんは、階段で誰かに強く手を握られたと話します。

と、そこへ息子さんも帰宅しました。
自転車乗ってたら誰かに押されたようで、こちらも膝をケガしていました。
そこで、わざわざ白井さんが絆創膏を貼ってくれたようです。

奥さんの件も、息子さんの件も、もしかして白井さんの仕業なのでは?
このままだと一家に魔の手が襲いかかることを危惧した秋本さん。
と、そこへ「秋本亮太と関わると不幸が訪れる」というLINEが届きました。
どうやら不倫相手の泉さんのところに、いきなり送られて来たようです。
慌てて泉さんのところに電話をすると、「私不幸になりたくないもん。バイバーイ」と、泉さんからはあっさり切り捨てられました。

肩を落とした秋本さんが家へ戻ろうとすると、白井さんの家の前にはトランクが置いてあるのを目にします。
先日公園で白井さんが運んでいたものと同じ形ですね。
もしかしてこの中に死体が入っているのでは?と、秋本さんが恐る恐るトランクに近づくと、いつの間にか背後には白井さんが立っていました。
思わず腰をぬかした秋本さんに、「あの時、目会ったよね?」とじわじわと迫る白井さん。
白井さんはさっと手を出して、秋本さんを立ち上がらせると、笑顔で「これからもよろしく」と言いました。
この白井さんの何とも言えない笑顔が不気味ですね。

白井さんの存在にすっかり怯えた秋本さんは、奥さんの言う事も聞かず、熱海に行こうと荷物を詰めていました。完全に滅入ってしまったようです。
様子を怪しむ奥さんに真実を話そうとしますが、どうしても不倫の事を打ち明けられず、二人は言い争いになってしまいました。
そして、自分の怒りを爆発させた秋本さんは、そのまま奥さんの制止も聞かず、家を飛び出してしまいました。

泣きながら自転車を走らせる秋本さん。
と、そこへ鬼の形相を浮かべ、猛スピードで追いかけてくるミタゾノさん。
こ、怖い~~~。こんな人が後ろから追いかけてきたら怯えるわ!(笑)
案の定、秋本さんも動揺して、うっかり草原の中へ転倒してしまいます。
ミタゾノさんによると、修理した自転車の試乗と、「旦那さんの様子を見てきてほしい」と奥さんに頼まれていたようです。
奥さんからの思いを聞き、思わず秋本さんは涙を流しました。
そして、ミタゾノさんにしがみつき、助けを求めました。
「あの男は殺人鬼なんです。うちの家族を助けてください」と。
ミタゾノさんは何も言わず、静かに秋本さんの頭を撫でました。
この時、私はまだ全然予想がつきませんでしたが、ミタゾノさんは真相に気づいていたのかもしれませんね。

●ひー坊の危機
その晩、白井さんのところへ、光君が派遣されてきました。
.png
って、ちょっと本題とは反れますが、ひー坊、ちょっと顔丸くなりましたよね??(こら)
家政婦を頼んだ覚えはないと言う白井さんでしたが、どうやら秋本さんからのお礼だそうで……
要は、一行はひー坊を派遣して、様子見することにしたようですね。

白井さんの家は何も家具などがなく、ひー坊は1人雑巾かけを頑張っていました。
そして、外へ出かける白井さんを見送ったその直後、ミタゾノさんから「ミッション。スーツケースを探せ」というメッセージが届いてました。
話は関係ありませんが、ひー坊のスマホの壁紙、ねこちゃんなんですね。
イメージ通りの可愛さといいますか、このギャップにやられます♡
という訳で、早速調査を開始するひー坊です。
他の部屋を覗くと、部屋の中央には例のスーツケースがありました。
ケースに手を伸ばした途端、ひー坊の背後には何者かが近づいてきました。(って、ひー坊は驚いた顔ですら可愛いですなぁ)

.png

その頃、舞さんがひー坊に電話をかけますが、一向に連絡がつきません。
舞さんは「恐らく白井さんの手でなきものに……」って、勝手に死んだ事にしてしまいました。
ミタゾノさんの方も「面白そうだから放っておきましょうか」って。
相変わらずひー坊には手厳しい家政婦さん達さんです(笑)。

ですが、舞さんはこれはチャンスと前向きに切り替えました。
白井さん=殺人犯という推理が正しければ、恐らく今頃光君は例のスーツケースにパッキングされているので、証拠を見つければ、不倫の事は言わずに場が収まりますからね。
要は白井さんを誘い出し、その間にピッキングで潜入し、証拠を見つけようという作戦な訳です。

そこで、秋本さんは白井さんのところへ意を決して訪ねていき、「お昼ご飯はいかがですか?」とお誘いをかけました。
もちろん誘いを受け、再び白井さんが秋本さん宅にやってきました。
一行がランチを始めようとした瞬間、ここでミタゾノさんパッチンタイムのお時間です。

「隣人とは仲良くありたいものですね」と話すミタゾノさん。
そんな訳で、早速本日の家事情報のおさらいを。

①紙についてしまったコーヒーの汚れには、酸素系漂白剤をしみ込ませたコットンで馴染ませ、次に水に馴染ませたコットンで落として、乾かせば、汚れを目立たなくさせることができます。

②餃子の皮をごま油で焼いた後、挽き肉、にんにく、にら、しょうが、醤油、鳥ガラスープの素、マーマレードを練りこんで炒めたものを千切りキャベツの上に乗せれば、包まない餃子の出来上がり。

ふむふむ、今回も非常に勉強になりますね。特に餃子はいつか作ってみたいなぁ~。

という事で、ここから不倫夫の反撃タイムです。

●白井さんの恋
さて、舞さんが視線を送ったのを合図に、秋本さんはトイレを言い訳にして、急いで家を後にします。
そして、ピッキングを使い、いよいよ白井さん家に潜入します。
覚悟を決めて中に入る秋本さんでしたが、家はもぬけの殻です。
と、部屋の中央には、例のスーツケースが堂々と置いてありました。
この中に証拠が入っているのでは?
思い切って秋山さんはスーツケースに手をかけました。

が。
出てきたのは死体ではなく。
中身をよく一つ一つを確認してみると、秋本さんが紛失したと思っていたお気に入りのストライプのシャツやマフラー、パンツなどが詰まっていました。
さらには、一緒に入っていたアルバムをめくると、知らない内に秋山さんが盗撮されていた写真が沢山ありました。
予想だにしない事態に戸惑いを隠せない秋山さん。
と、そこへ、いつの間にか怪しげな笑みを浮かべた白井さんが立っていました。
「出会ってからずっとアンタを見てたんだ」と。

話は1年前に遡ります。
雨の中、白井さんがうっかり運んでいたみかんを零してしまったところへ拾うのを手伝ってくれた秋本さん。
さらに、「風邪引きますよ」と優しく秋本さんが傘を差しだしたところから、話が始まったんですね。
「あの時、目あったよね?」と。
そうです、これは殺人ではなく、まさかのおっさんずらぶ的な話でした(笑)
と、そこへ奥さんやミタゾノさん、舞さんが駆けつけてきました。
一同が集まる中、白井さんは叫びます。

「雄太君、俺は君が好きだー!」

えええーーー!!!まさかの告白ー!?(そう来たかー笑)

ですが、秋本さんはその発言を一掃し、公園で白井さんがバッドで女の人を殴っていた話を突きつけます。
舞さんも、光君をやったのは白井さんだと責め寄ります。
と、そこに「僕はやられてましぇーん!」とひー坊の声が。
.png
い、生きてた~!ひー坊良かったぁ~!!
ミタゾノさんが面白いから死んだフリして隠れてろって言ったんですね。
そう、あの時光君の背後に迫ってきたのはミタゾノさんでした。
にしても、光君ったらなんちゅー格好で隠れてるんですか。

そして、光君は「白井さんは人を殺せる人ではありません。ピュアな人なんです」と主張し、白井さんが楽しそうにプリンを作っていたことを話します。
あれもすべて秋本さんの為の愛情プリンだった訳です。

白井さん曰く、何度も告白しようと考えたけど、勇気が出なかったと。
でも、いけないことだとわかりながら、盗撮や下着泥棒に手を出してしまったようなんですね。
そして、最終的にとうとう近くに越してきてしまったと。
この人、最初は怖いと思っていたけど、真相を知るとただの愛情が重い人でした(汗)
白井さんは秋本さんと一緒に食事をしたり、手を握ったりして、幸せだったと話します。

では、秋本さんが見たのは何だったのか?
元々はただバッドで素振りをしていただけの白井さん。
ですが、そこで偶然秋本さんの不倫現場を目にしてしまい、白井さんはトランクに向かって、バッドで怒りをぶつけていただけのようでした。
そうです、白井さんは殺人鬼ではなかったのでした。
秋本さんはそれを勝手に勘違いしていた訳です。
はー、まさかこういうオチになるとは思いませんでしたね。

●家族の本心
と、ここで全然不倫の事を知らなかった奥さんの怒りが爆発します。
不倫って何?と。
白井さんのアルバムの中には、秋本さんが泉さんと密会している写真も残っていました。
当然裏切られたと感じた奥さんは、秋本さんに怒りをぶつけます。

と、そこにまた別の写真が。
奥さんは奥さんで、違う男と密会していたようです。
白井さんには心当たりがないようで、これはミタゾノさんの仕業ですね。
奥さんが出社した時に後ろをつけていた謎の気配は、ミタゾノさんだったという訳です。
奥さんは慌てて取引先の人だと言い繕います。

と、そこへ全員のスマホにメールが届きます。
それは「夫とセックスレスで困っています」という出会い系サイトのメッセージでした。
要は奥さん、すっかり旦那さんとの仲が疎遠になっていたようで、寂しかったようですね。
って、それよりひー坊に「セックスレス」って言わせるとか。
.png
ひー坊は「何がないんですか?」ときょとんとしていますが、
うん、ひー坊はずっとピュアなままでいていいんだよ。

で、奥さんはつい寂しさのあまり、出会い系サイトに登録したら、しつこい男に襲われて、腕に痕が残っていたのもこういう経緯だった訳ですね。

と、このタイミングでミタゾノさんが瓶の飲み物を持ってきます。
千抜きがない時は紙を何度も折って、小さく固くして、親指を添えて、てこの原理で力を加えれば抜けるようです。
そして、ミタゾノさんから手渡されたのは「解雇通知書」。
秋本さんは半年以上前から解雇されていて、ずっと奥さんに嘘ついていたようですね。
白井さんからも、全く信用がなかったことを暴露され、クビになって正解だったと冷たく言われてしまいます。
これまで隠していた嘘がどんどん明らかになって、頭を抱える秋本さん。
失望した奥さんは「もう終わりね」と吐き捨てて、その場を立ち去ろうとしました。

と、二人の目の前に落ちていたのは、コーヒーで汚れてしまった筈の息子さんの絵でした。
「書き直したのね」と言う奥さんに対して、違うと否定するミタゾノさん。
「一度しみ込んだコーヒーの汚れは消せません。
けれど、汚れを受け入れ、応用するのも一つの手かもしれません。
で、新たな形に生まれ変わることも」
絵は、コーヒーの部分を太陽に見立てて書き加えられていました。
絵を見て、何とも言えない気持ちに襲われる二人を見て、白井さんは言いました。
「抱きしめてほしかったのは奥さんだけではありません」

「パパは優しいし、ママはしっかり者だし、幸せだね」と言った白井さんに対し、
息子さんは「優しいし、しっかり者だけど、それだけなんだ」って呟いてたんですね。
確かに子供の立場に立ってみると、寂しいなぁ。
誰かに襲われたのは嘘で、あの絵もわざと汚したんですね。
ただ、大好きなお父さんとお母さんに構ってもらいたくて。
ちゃんと見ているつもりで、見ていなかったと反省する奥さんに対し、「見ているだけなら親じゃなくても出来ますけどね」と言うミタゾノさん。
二人は我に返って、急いで元の家に帰りました。
それを見送った白井さんは、「雄太君、幸せになれよ」と泣きながら呟きました。
この人めっちゃ良い人じゃん。怖いとか言ってすみませんでした。

って、またひー坊は泣くんかい!
.png
↑今シーズンは、光君=泣き役担当になってますね。

そして泣きじゃくる白井さんに、そっとミタゾノさんは腰のエプロンを外して、肩にかけてあげるのでした。

その頃、家に帰った秋本さんと奥さんは、しっかり息子さんとも抱きしめ合いました。
色々ありましたが、収まるところに落ち着いて良かったですね。

●後日談
後日、むすび家政婦紹介所にて。
結局、例の連続殺人事件はたまたま殺された人が似てただけで、連続殺人でも何でもなかったようです。
何はともあれ、こちらも無事に解決して良かったですね。
舞さんは「白井さんは失恋から立ち直れますかね?」と心配しているようですが、あの人優しいですもん。きっと運命の相手が現われることを信じています。

と思いきや。
むすび家政婦紹介所にかかってきた一本の電話。
まさにその白井さんから家政婦の依頼で、ミタゾノさんを指名したようです。
さらに、ミタゾノさんの趣味や好きなものまで聞いてきたようで……
まさか白井さんの次の相手ってミタゾノさん!?
と思ったら、ミタゾノさんはいつの間にか天井裏で、パチンと電話線を切っていました。
やはりミタゾノさん、油断も隙もないのでした(笑)
という訳で、今回も非常に楽しかったですねー。
では、また次回6話の感想でお会いしましょう!